対象:矯正・審美歯科
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河合 悟
歯科医師
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矯正治療の目的は見かけを治すことではありません。
矯正歯科治療は見かけのためのものと思われがちですが、機能的に優れた(つまりよく咬める)歯並びで、ずっと自分の歯で食べる事ができる健康な未来を手に入れることが矯正歯科治療の目的なのです。
現代成人の約80%は歯周病に罹患していると言われています。歯周病とは歯を支えている骨(歯槽骨)が種々の原因で溶かされ、歯が動揺し最終的には歯を失ってしまう病気です。歯周病の予防および治療には歯磨きを十分行い、歯と歯茎を清潔に保つことが第一ですが、これだけでは十分と言えません。骨を強く健康に保つには、骨粗鬆症の治療でもよく言われるようにカルシウム、ビタミンDの摂取とともに適度な運動が必要です。運動することで圧縮する力が骨にかかると骨の中のコラーゲン繊維にカルシウムが沈着し、骨は緻密で健康になるわけです。歯槽骨でも同様で適度な力が正しい方向に加わることで骨はしっかりと緻密になっていきます。つまり歯槽骨を緻密に健康に保ち、歯周病に打ち勝つためには、正しい歯並びでよく咬むことが重要になってくるのです。
矯正治療の本当の目的をもう一度よく考える必要があるのではないでしょうか?
それからこれは医療を受ける時の基本ですが、治療を受けるには覚悟が必要です。「良薬は口に苦し」の格言のごとく、効果的治療法には苦痛が付きものです。巷には、「早い」、「安い」「痛くない」、「見え無い」等々の甘い誘惑が氾濫していますが、甘い言葉の裏には必ず落とし穴があることをお忘れ無く。
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右側の片八重歯がチャームポイントと周りから言われ、今まで生きてきました。92歳まで自分の歯で生きた祖祖母を持つ事などもしつこく聞かされて育ち、虫歯がないのが自慢のように思わされてきました。
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Milo31さん (奈良県/30歳/女性)
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