適切な入院日額

入院保障一日いくらが適切かということですが、答えからいうと「誰もわからない」という答えが適切でしょう。
まず考えなくてはならないのは、入院したらどのくらい必要かということです。入院したときにかかる主な支出は、差額ベット代（入院時にかかる費用）、健康保険の3割負担分、食費、雑費、高度先進医療費になります。
この額がいくら必要なのかは、人により（病気の内容により）違います。
たとえば、差額ベット代だけ見ても東京だと6人部屋で3,000円／日から5,000円／日、2人部屋で15,000円／日ぐらい、1人部屋で25,000円／日以上かかります。基本的は病院により違います。高いところだと1人部屋で10万／日以上かかるところもあります。
ここでよく考えてほしいのですが、入院時の費用をすべて保険でカバーしようとは思わないでください。カバーできないことはないのですが、保険料が高くなってしまいすぐに入院するのならばいいのですが、そうでなければ保険料の総支払額だけ多くなりもらう金額が少ないということになります。まずは、現金でどのくらいカバーできるか考えてください。そして足らない分を保険でカバーしましょう。不安だからと多くかける必要はないでしょう。ちなみに平成16年の平均在院日数は36日です。

＜入院時の支出＞　
◆差額ベット代目安　　　
6人部屋で3,000円/日から5,000円/日ぐらい
2人部屋で15,000円/日ぐらい
1人部屋で25,000円/日以上

◆健康保険の3割負担・・・負担限度あり
＜一ヶ月の負担限度＞
低所得者
35,400円
標準報酬月額56万未満の人
72,300円+（医療費−241,000円）×１％
標準報酬月額56万以上の人
139,800円＋（医療費−466,000円）×１％
◆食費　　　一日780円
◆雑費　　テレビ代、交通費（親族が病院へ通うため）、本、雑誌、その他
◆高度先進医療費　　治療内容により数万から数百万円