対象:投資相談
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何かの役に立てば幸甚です
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シアン 様 バームスコーポレーションの杉山と申します。
最近の円高は、
(1)米国の経済悪化は前提であるが、
(2)ユーロ圏は金利引き下げムード+経済悪化、英国はさらにひどい経済悪化によりユーロ安、ポンド安、したがって、ドル高。
(3)新興諸国から投資家が資金を引き上げる。新興諸国で資金不足に陥る。ドルが高くなる。
(4)円で資金を調達し高イールド通貨に投資(キャリートレード)した投資家がポジションを手仕舞い。円高
(5)結局、円が最も強く、その次に強いのはドル
という状態ですね
以上は現在起こっていることのおさらいみたいな話です。私は、資産運用に影響を及ぼす要因として為替のニュースを見るようにしていますが、為替相場を見通せるほど過信はしていないつもりです。
したがって、私に為替の見通しを聞かれたとすれば、「明日の為替レートの予想は今日の為替レートと同じ」と答えます。ただし、今日の為替レートが1ドル=100円だとして、明日の為替レートが95円以下になる可能性、または、105円以上になる可能性は通常のときより大きくなっていると思います。
参考になるかどうかはわかりませんが、こちらは過去に書いたメルマガです。
ちなみに、(4)に関して言えば、高イールドの外国債券やそういった債券に投資する投資信託を買い込んでいた日本の投資家が、価格の低下に耐え切れず損切り覚悟で売却に走った場合、さらに円高圧力になりますね。
オーストラリアや南アフリカなどに投資を集中させていた人の狼狽売りで、FXなどの投資で円安を望んでいる人の希望は砕かれるという構図です。
評価・お礼
シアン さん
さっそくのご回答、ありがとうございます。
最近の円高についてのご説明、とても分かりやすかったです。
そして、専門家の方でも今後の予想は難しいのですね。
現在のポジションを持ち続けるか、損切りするか、自分なりによく考えたいと思います。
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この回答の相談
はじめまして。
私は3年くらい前からFXをやっているのですが、
昨日の急激な円高で、大きな含み損を抱えてしまいました。
ポジションを持ったとき(105円と101円)の考えでは、どんなに… [続きを読む]
シアンさん (京都府/27歳/女性)
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