対象:住宅設計・構造
宮原 謙治
工務店
23
環境適応資材としては無垢材が優れています!
- (
- 3.0
- )
大阪の住宅家・幸せこだわり住宅職人謙さんです。
■集成材と無垢材の優劣を問う時に、何を持って決めるかということがあります。
一般的には、強度を持って強いとか弱いとか言っていますが、単品としての実験データーから集成材の方が強いということだと思います。
しかしどの樹種の無垢材との比較かは意外と明確でないでしょう。
また、木材(構造材)を使った住宅の場合、木組みをどうするかによって、その材料(木材)が持つ特性が異なってきます。金物多様の住宅では、曲がりやたわみの数値をもって優劣の評価をしているのが業界です。
すなわち、優劣を建築学観点から論議すれば集成材とか無垢材がとか、人工乾燥材とか自然乾燥材とかいう事になり、価格も絡んでの結論となるのではないでしょうか。
■住宅を中心的生活環境とすれば、環境適応素材としての議論が必要です。
無垢材がかもし出す雰囲気(木性)が住む人に与える影響力や感化力からして、無垢材に勝る材料は見当たりません。木材を人間も地上生物であり同類ですから相性が良いのでしょうね。
■整形した芸能人などが年をとりおかしな顔になっているのを見かけるときがあります。若い時は一時で、年齢を加えれば加えるほどシワやシミやそばかすなどが目立つようになってもおかしくはありません。長く生きた証拠です。
住宅も住めば住むほど飽きることなく愛着が湧いてきて長く利用される為には、つくられた木材より、無垢の木材、本物の木材が良いのではないでしょうか?
評価・お礼
ガリレオ さん
ご回答ありがとうございました。
長い間、木の家を造られてきた謙さんの想いが伝わってきました。無垢の木をご推奨して頂けて、心強いです。
(現在のポイント:6pt)
この回答の相談
はじめまして、最近、家づくりの勉強中なのですが、ひとつお聞かせ下さい。
ハウスメーカーでは最近は殆ど集成材が使われ、金物で接合されているようです。私は、自然保護の観点からも、日… [続きを読む]
ガリレオさん (埼玉県/43歳/男性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A