対象:住宅設計・構造
本田 明
工務店
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野平さんよい解説
野平さんの回答は、理論と実際の工事状況を良くご存知のよい解説だと思いました。
ご質問の答えからは少しずれますが、
私は、以前に、構造用合板の野地板の裏側の結露に頭を悩まし、
色々参考資料を当りました。
それ以後は、外壁や、野地板には、構造用合板を使用しないと、
決めて、建物を作っています。
耐力壁は、構造用合板を使わず、筋違をバランスよく配置し、
野地板には、杉板を使用しています。
そのようにしてからは、今のところクレームは発生していません。
日本の住宅では、湿気を、室内から排出し(室内の換気)、
かつ建物躯体の中に貯めない構造が、良いと思います。
原理的には、その湿気を貯めない構造の一つが、
室内側に湿気を遮断する気密層を作る構造であり
もう一つが内壁も外壁も湿気を通す構造とし、
常に、湿度を室内外と定常状態にする方法です。
一般的な話として、
北海道・東北などの寒い地方では、気密施工でないとだめみたいですが、
比較的温暖な地域では、両方の手法が可能だと思います。
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この回答の相談
内壁に断熱材を充填したあと、石膏ボ−ドを張る前に、防湿シ−ト(ポリエチレンフィルム 0.1mm)を張りますが、グラスウ−ルなどの、ビニ−ルで覆われた断熱材であれば、石膏ボ−ドとの間の防湿シ−ト(ポリエチレンフィルム 0.1mm)は張らなくてもいいのでしょうか?
takiさん (大阪府/37歳/男性)
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