対象:リフォーム・増改築
横山 彰人
建築家
-
断熱 は全体のバランスを考えて
断熱の考え方は、それこそ様々でいろんな方法や施工があります。
各メーカーの資料やカタログを見ると、自社の工法や考え方が一番いいと、データをつけて説明をしていますが、実際に頼んで失敗して後悔しているケースもたくさんあることを、認識してください。
近年、ユーザー自身 断熱、気密、エコ、などに過剰すぎるほどの反応を示されています。
地球環境の温暖化に対する盛り上がりと言うよりは、情報を提供する側のメーカーが製品名の多くに エコ をつけたり、外断熱のデータや用語を多用し、ユーザーに戸惑いや混乱を招いている事も事実です。
その結果、断熱や気密さえ高めれば良い住まいになると、信じきってしまう方もいらっしゃいます。
しかし、断熱性や気密性を高める事は快適な住まいの 必要条件 のひとつであり、必要十分条件 ではありません。
限られた予算の中では全体のバランスも必要なはずです。
建築されて38年ということは、家族構成やライフスタイルそして暮らしも、随分変わってきているのではないでしょうか。
間取りや、自然の風の流れ、光の入り方はどうなのでしょうか。
全体の見直しの中で、断熱も考えてみると言う視点も、大切なように思います。
よけいな事ですが、質問の内容を読んで少し気になった事を書いて見ました。
どうぞリフォームが成功することを願っています。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A