住宅購入に当たりについて

はじめまして、不動産コンサルティング会社、アドキャストの藤森と申します。

ご質問いただきました件ですが、よく住宅ローンの月々の返済は収入の何%以内だとか頭金は物件価格の20%以上用意しましょうだとかアドバイスをされる方や書籍などを見かけますが、これは、何の根拠もない数字です。
例えば、生きがいの趣味にお金をかけていらしたり、逆に貯金が趣味でお金を全く使わなかったりしたら、月々の住宅ローンの返済に掛けれるお金も変わってきます。
なので、「夫の収入のみで考えたとき、ボーナス払いなしの月10万の支払いは無謀でしょうか」というご質問に対しましては、一概にどうだとは判断が出来かねます。まずはこれからの日常の生活や、お子さまにかける教育費、セカンドライフなど、その新居で思い描いているライフプランを確認し、必要となるお金を把握するようにしてください。

また、今回の購入計画では先に土地を取得してそれから建物を建築するとのことですが、建物の建築費用の支払いスケジュールをきちんと確認されてください。よく着工時と上棟時に中間金として3分の1ずつ支払う場合がございます。建物完成時のみ融資してくれる住宅ローンを借りた場合、こういった中間金を一時的に自己資金で用意しなければならなくなってしまいますので、土地を先行取得する際の頭金の額なども確認されるようにしてください。

繰り返しになりますが、その住宅を購入することによって得られる生活(日々の生活、お子さまの成長・教育方針、リタイア後の第2の人生など、、、、)がどのようなものなのかをイメージをして、その生活を得るために、いくらなら支払っていけるのか。また、いくら支払ってまで、その生活を実現したいのかが重要となってきます。

以上、ご参考になりましたでしょうか
アドキャスト 藤森哲也