簡単な検査がありますが…

ご質問ありがとうございます。

脂肪分を多く含む食事を取るとシュウ酸やリン酸が排泄しきれずに結石になりやすくなります。

排尿時に違和感が出るとのことで、尿路結石 の可能性がありますね。通常、結石のサイズが５ミリ未満だと痛みは感じず、「違和感」として感じるかもしれません。

結石がある程度の大きさに至っている場合には、ご自分でできる簡単な検査があります。

痛みがある場所にご自分で手をあてて、ご家族かどなたかに手の上からこぶしで軽く「トントン」と叩いてもらってください。

もし刺すような痛みが走れば結石である可能性が高いです。（加減して叩いてもらってくださいね。）

ただ、（前述の理由から）痛みがないからといって必ずしも「結石ではない」とは言い切れませんので、やはり病院でエコー診断していただくのが確実です。

なお、結石の予防には１）脂肪分を抑えること、２）カルシウムを摂取して、結石のもとであるシュウ酸やリン酸の排出を促すことが大切です。

注１）あくまでも「予防」であり、結石を小さくする効果はありません。

注２）カルシウムも結石（シュウ酸カルシウム）のもとですが、カルシウムを食事で摂取して小腸でシュウ酸と結合させると便として排出されるので、血中のシュウ酸濃度は逆に低下するわけです。


藤原　邦康　【米国公認ドクター・オブ・カイロプラクティック】
カイロプラクティック＆ボディケア　''オレア成城'' Tel.03-6806-6684