対象:一般歯科・歯の治療
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晝間 康明
歯科医師
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骨格性の下顎前突症の治療について
こんにちは,東京都立川市ひるま矯正歯科の晝間康明です.
噛み合せの異常には,歯と顎の位置の不調和によるもの(歯槽性)と上下顎骨の位置の不調和によるもの(骨格性)があります.
内田さんの記述から現在は骨格性の下顎前突症(下顎骨の過成長)が疑われます.
骨格性の下顎前突症は,成長量が大きい時期に成長と共に異常が顕著になる場合が多く,内田さんもその様な状況であったために小学生以降に下顎が大きく(長く)なってきたものと思われます.
骨格性の下顎前突症でも,矯正治療単独(外科手術を行なわず)で治療可能な場合もありますが,顔貌(顔が長い状態)は改善されなかったり,歯に無理な傾斜を与えなくてはならなくなる場合もあるため矯正治療単独のデメリットも事前に確認してから治療に臨む事をお勧めします.
しかし,どの様な治療が可能かは内田さんの詳細な資料が無くてはお答えできませんので,1度検査を受ける事が必要です.
なお,外科手術を伴う矯正治療は保険診療の対象となります.
保険診療で行なった場合,矯正治療費の負担金は30〜50万円,手術代の負担金は20〜30万円(術式や入院期間によっても変化します),手術代は高額療養費の適応となります.
保険診療はどの矯正歯科でも可能なわけではなく,自立支援医療機関・顎口腔機能診断施設であれば可能ですので検査を受ける前に確認しておくと良いでしょう.
内田さんが相談された頃の外科矯正は,現在に比べるとリスクも高かったと思われます.しかし現在では手術時間も短くなり,術後の麻痺も少なくなっています.外科矯正の経験豊富な矯正歯科医と口腔外科医もしくは形成外科医の連携により顔貌と噛み合せの改善は可能ですし,肩凝りや虫歯予防にも効果があるかもしれませんので検査だけでも受けてみてはいかがでしょうか?
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反対咬合の状態です 最初はタレントの島田紳助ぐらいの受け口だったのですがだんだんとひどくなり、今はアントニア猪木のような状態です
小学生の頃から気になり始めたのですが、親が気… [続きを読む]
内田さん (岐阜県/35歳/男性)
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