対象:一般歯科・歯の治療
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右上6番の根管治療中、かつ歯列矯正中です。他の歯科で検診をうけていましたが、診断がついたときには病巣は上顎洞に接し、すでに骨破壊が進み、CT上、膜1枚で隔てられている(おそらく)状態でした。保存科で根管治療を始めていただきましたが、特に近心の病巣は数年間繰り返していた副鼻腔炎の原因で、根管治療を受けるたびに発熱と全身状態の悪化を繰り返し、抗生剤点滴を続けています。2か月経過して初めて解熱しましたが、根管内には血性の浸出液があって、後鼻漏に少し血が混じることがあります。これまではドライコットンのみでしたが、前回の治療ではビタペックスが貼薬してあります。主治医の先生のお話では、上顎洞に穿破してしまっている場合には口腔外科で抜歯、あるいは歯根端切除と排膿を行う必要があるとのことでした。
?外科治療に踏み切るポイントは、上顎洞への穿破以外にあるのでしょうか。また、上顎洞との交通があれば、根管治療では対処できないのでしょうか。
?穿破の診断をMRIでとのことでしたが、それ以外の診断方法はありますでしょうか。
わたくし自身は歯を残したいと思っており、最終的には保存科と口腔外科との相談になりますが、治療が長引き発熱を繰り返したことで体力を消耗してもおります。
一般的な外科的治療の決断についてお教えいただけましたら幸いです。
じゅうたんさん ( 東京都 / 女性 / 35歳 )
回答:1件
堀内 晃
歯科医師
1
歯性上顎洞炎のようですね!
いままで大変な思いをされているようですね。お察しいたします。
さてご質問についてですが、
1.外科治療に踏み切るポイントは、外科処置に踏み切るポイントですが患者さまご本人であるじゅうたんさんのご決断によるところが大きいと思われますよ。根管治療でいままでうまくいかなかったということであれば、今後根管治療をしていってもおなじような症状の経過をたどる可能性が大きいでしょう。そういう状況をじゅうたんさんが乗り切るお覚悟があられるようでしたら根管治療で地道に治療していかれることも可ということになります。実際歯内療法の専門医という歯科医の先生もおられることですし(歯内療法専門医での根っこの治療は基本的に保険外になります。)
2.上顎洞に穿孔しているかの診断ですが、
上顎洞に炎症が起こっている時点でなんらかの形で上顎洞に通じていると考えたほうが自然でしょう。
歯性の上顎洞炎である場合、患歯を抜歯すると上顎洞炎の症状が緩解していくことが多く、また上顎洞炎を長く患った状態ですと上顎洞根治術などちょっとおおがかりな処置が必要になってくる可能性があります。体力的にも消耗しておられるということでしたら早めに外科処置をご決断されることをお勧めいたします。
評価・お礼
じゅうたんさん
ご回答まことにありがとうございます。長期戦になるとは思っておりましたが、さすがに心身にこたえておりましたので、丁寧にお答えいただき、大変心強く思いました。
近日、MRIを撮影し、その結果を保存科と口腔外科とで診ていただくこと、また、歯内療法の認定医の先生にセカンドオピニオンをいただくことにいたしました。その結果で、よく考えて決断しようと思います。
どうもありがとうございました。
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