対象:マッサージ・手技療法
五十肩へのアプローチ
秋次さま
奥さまのなかなか治らない肩の痛み、文面より苦慮されている様子、お察しします。
他の先生方が西洋医学的な五十肩の定義等を説明していただけているので、その点は省略し、なぜ、炎症を起こしているのかと言う点について見解を述べさせて頂きます。
肩関節は、人間の関節の中でもっとも自由に動かせる関節の一つです。それは、関節の周りに多くの筋肉があり、それぞれがバランスを取り合っているからです。その筋肉に命令を出し統制しているのが神経系です。
神経系のバランスが崩れ、緊張状態が継続すれば、揉んだり暖めて一時的に血流を促しても、また緊張を作り出してしまい、筋肉のバランスは崩れ、炎症を繰り返してしまします。
秋次さまの奥さまのケースも同じ状態だと推測できます。
当院でもそのような例の患者さんが多く来院されています。
当院では、アクティベータ療法(http://www.activator.gr.jp/)を用いて、神経系を整えていくのですが、施術後、その場で可動域の増大と共に痛みの軽減をしています。
(当院ではその場での変化を重視しています)
さらに神経系の緊張を作り出す心身のストレス面も心身条件反射療法(http://www.mindbody.jp/)で、深く掘り下げてみていくことで、症状の改善は早く、また戻ることも少なく改善へ向かう傾向にあります。
症状の程度によりますが、平均すると週2回で2週間くらいのペースで、80%以上の改善度合いを示していると思われます。
神経系のバランスの再構築。
本質的な原因へ直接的なアプローチが改善への近道として、私はお勧めします。
ちなみに、心身のストレス面の臨床例をブログでも多く書いていますので、参考にして頂けると幸いです。
私のブログ http://hikaiyamanaka.blog73.fc2.com/
不明な点やご質問・ご相談がありましたら、気軽にご連絡ください。
よろしくお願いします。
山中英司
回答専門家
- 山中 英司
- ( カイロプラクター )
- 陽開カイロプラクティック
「体は心の鏡」 体の解放は、心の解放からはじまります
臨床を通して痛感することは、体は心の鏡のような存在だということ。様々な症状の裏には、もう一人の自分からのメッセージが隠されています。カラダを診るプロフェッショナルとして、クライアントの心とも真剣に向き合うことを信条にしています。
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この回答の相談
こんにちは。
76になる家内が最近整形外科にて「50肩」と診断されました。現在は電気と湿布による治療を行っております。
しかし痛みは中々取れていないようです。
手技療法での治療における方法とどのような効果が見込めるか、教えてください。
どうぞよろしくお願いいます。
秋次さん (東京都/81歳/男性)
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