対象:不動産売買
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黒崎 敏
建築家
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同時進行がベストです。
結論から申し上げますと、できるだけ同時進行で進めるのがベストではないかと思います。
これまで、土地と建物の予算比率は、五分五分であるのが良いと言われてきました。しかし、都市エリアでは、これらの比率が必ずしも当てはまらず、6:4もしくは7:3という比率で土地の値段が上回っているのが現状です。
こういった場合、気に入った土地こそ手に入れたものの、建物でベストを尽くすことが出来ず、トータルでは不満が残る結果になりかねません。
しかし、最近は土地探しから相談に乗る設計事務所も増えてきました。私の事務所でも、新規土地を購入されるところから相談に来られるお客さんが、全体の半数近くにのぼります。その際は、土地探しの段階から、建築家の仕事を理解してくれる不動産プランナーを中心とした「チーム」で共働することにしています。こうすることで、希望の土地が出てきた際に、理想の建築ができるかどうかをある程度ジャッジすることが可能になります。
建て主のゴールは、土地を購入することではなく、建築し、生活をスタートさせることですから、本来は様々な側面からその土地が総合的に向いているかどうか、検討した上で判断するのがベストです。
こういったサービスは、どうしても初期費用がかかるため、最初は敬遠されがちですが、良い不動産に出会うためには、タイミングを逃さないスピード感と交渉こそが、決定に必要な要素であり、最も賢いリスクヘッジではないかと思います。
そのためにも、まずは信頼できる建築家がいらっしゃれば相談してみてはいかがでしょうか。問題点を明確にすることで、行動と決断を早めていくことが近道ですので、気軽に相談してみることをお薦めしたいと思います。
家づくりのプロデューサーはまぎれもなく建て主ですから、土地探しこそ家づくりのスタートだと考えて、楽しんで行動してみてください。
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