対象:人材育成
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田邉 康雄
経営コンサルタント
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社員研修の効果
私は労働安全衛生マネジメントシステム(OHSAS18001)審査員養成コースの講師をしています。英国IRCA認定コースの主任講師の資格をもっています。このコースは、5日間で40時間をこなす受講生にとっても講師にとってもハードスケジュールな研修コースです。定員は20名です。
ーー 最終日にテストがあります。ここで研修効果を測定します。またコース途中でグループ演習があります。ここでは、参加状況が講師の助手によって観察され、そして点数が与えられます。また出席時間が観察されます。多くの場合、所定40時間に対して100%の出席時間がもとめられます。これらを総合点にします。そして所定の点数以上の者を合格者とします。
このやり方は、ISO9001審査員養成コースならびにISO14001審査員養成コースで採用されている方法に同じです。研修効果を測定するには大変有効な方法です。
ーー ところで、最終日の試験に関しては少し「工夫」が必要です。出題範囲を広くしてしまうと多くの受講生が不合格となります。当たり前のことですが、不合格にすることが目的ではありません。研修の目的は、講師が説明した内容、すなわちコースの目的とする内容を理解することです。
工夫とは以下のようなものです。すなわち、コース途中で講師が「コース目的」内容を繰返し説明することです。重点項目を繰返し説明することです。これにより、受講生は「これが求められるスキル」であると正しく理解できます。そしてこの理解の上に立って最終日の試験に臨みます。コース中で講師の説明をよく聞いた人が合格となります。
ーー 以上の方法はとても高度な方法であり、一般の社内研修でこのまま採用するには、荷が重すぎます。そこでこの方法の中から、自社で「無理なく」採用できそうだと思われるものから少しずつ採用されてはいかがでしょうか?
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この回答の相談
社内研修を実施したのですが、効果が得られたのかどうか分かりません。研修後の効果はどう計れば良いのでしょうか。また、研修の成果を生かす方法を教えてください。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
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