対象:マッサージ・手技療法
滝山 博行
鍼灸師
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牽引は無謀ですね!
ご質問ありがとうございました。
整形で椎間板ヘルニアの気があると診断され、週に3回の腰の牽引を3ヶ月も行ったということですが、その後の右臀部、股関節の周辺が痛みは、完全に腰の牽引を頻繁に行った結果です。
腰痛はすぐに改善したといわれていますが、右臀部、股関節の周辺から下肢にかけての痛みや違和感に移行しただけです。
元々、腰椎の椎間板ヘルニアが腰痛の原因ではありませんから、牽引を何回も続けて行うとこのような症状につながります。
そもそも、椎間板ヘルニアの気があるというだけで牽引をこれほどまでに行うというのは無謀ですね。
解剖図のよう骨格をした人などいませんから、外傷による椎間の異常でない限り、牽引をすると腰椎と股関節周辺の環境を悪化させてしまいます。
このようなことは今に始まったことではなく、私のところにも昔からこのような患者さんが頻繁に来院されていますが、整形の診断と治療は誠にお粗末なだと嘆かわしく思います。
結論は痛みが外傷によるものでない限り、体のどこかの機能的な異変、異常を教えるシグナルに過ぎないということです。
鍼灸治療により、全身の機能的なバランスが調整されると坐骨神経痛に移行したものまで、速やかに完治します。
どうぞお大事にしてください。
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鍼 覚王院 シャローム治療室
院長 滝山 博行
〒223-0062 横浜市港北区日吉本町1-24-16
TEL 045-561-2856 FAX 045-561-2891
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