対象:一般歯科・歯の治療
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山内 浩司
歯科医師
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神経(歯髄)がないのに歯が痛む理由
歯が痛い、ズキズキする、しみる。これらの疼痛の知覚は確かに歯の神経が感じる感覚です。では神経が無いのに痛いのはなぜ? についてお答えさせていただきます。
例えば、お口の中に1本の髪の毛が入ったとしましょう。髪の毛1本の直径は30μ(ミクロン)程といわれています。★ぽぽ★さまも経験がおありかもしれませんね。そして、感覚的に髪の毛が口の中に入ってしまい、その噛み心地より髪の毛であると鏡などをご覧になることなく識別できますよね。実はこのような噛み心地の感覚を司るのは、歯の神経(歯髄)だけではなく、歯根膜という歯根と歯槽骨をつなぐじん帯が、精密な圧力センサーとなり、脳に伝達しているからなんです。
本件のように神経をお取りいただいたて半年経過してもお痛みが取れない理由としては、歯根膜炎という歯根膜への感染の疑いもございます。出来る事ならば、根管の外にある異物を除去し、炎症を抑え、良い状態で保存して頂きたいです。また、一度抜歯をして、直接感染部を除去し、再び歯を植立する、歯牙再植術という外科方法も選択肢としてはあり得ると考えます。
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この回答の相談
舌で触れたら痛みがあったがそのうち治まるだろうと放っていたが治まらず別の歯医者に行く。
「神経の取り残しのようだ」と麻酔をして処置頂いたが3週間経っても痛い。先生は「おかしいな〜」と再度… [続きを読む]
★ぽぽ★さん (兵庫県/39歳/女性)
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