怒りは自分のこと、そして潜在している不満のかけら
こんにちは、情報量が少ないと最後にありますが、結構情報頂いていますよね。
人間の関係性は、今現在の対立が今に原因があるかというとそうでもなく、過去の関係の中で小さな行き違いの“かけら”(不満)が集まってふとしたきっかけで怒りとなって噴出するということがあります。
文章からみますと、「私が現在働く飲食店の店舗で昔(母曰く私がまだ子供の時)食中毒事故があったと話していました。」
★私が一つ目のポイント=私が否定された
「私は職場で数年に1度ある講習で過去に起こった食中毒事故の話も何度も聞かされています。数件(全て他店舗)の食中毒は起こしてはいるものの母が言う私が働いている店舗の話は一切聞いたことがないです。
★私が働いている店舗は食中毒起こしていないという。事実確認しています。
事実の確認を自分の中で行っています(フィードバック)
事実があるにもかかわらず、「また、私自身も店舗や会社に対しては悪い印象を抱くことも多く客観的に考えると母の言う食中毒や隠蔽も全くありえない話ではない気がします。」
★でもその自分も悪い印象を抱くことが多いと母の主張を受け入れています(切り返
し)
「過去に食中毒があったと話す『母になぜだか腹を立ててしまい』食中毒があったと話す母とそんな事実はないと話す私とで口論になりました。」
★★話す内容よりも母親自身への不満のかけらが出現したものと思われます。
「どっちかといえば私自身も職場に悪い印象が多いので悪い噂が流れるのも仕方ないとも思ってます。それに母の話が事実だろうが事実でなかろうが言ってしまえば私には全く関係ないどうでもいい話です。」
★前段は私が勤めるお店と言いながら、その私も実はよく思っていないと自分に気づいています。本当はどうでもよかった話という気づきに結びつき、実は口論する必要がなかったという結論に持ってきています。良く自分に気づいていると思います。
何に怒ったのかは
1つは、流れからしたら自分のことだと思われます。勤める店=自分を批判されたことで怒り、批判される店に勤務していながら悪い印象を持っていた、と母の批判によって折り合いをつけて喧嘩する必要はなかったということに気づいた、ということになります。
もう一つあるとすれば、母親に対してです。母親に対するこれまでの人生での小さな不満のかけら、普段は気づかない無意識の中のかけらに母の批判から一瞬大きくなったのかもしれません。分かりにくいかもしれませんが、こうして書くだけでも流れを通して自己理解は進みますね。怒りには言葉のやり取りレベル、普段感じているその相手に対する怒り、それまでの人生で集めたその相手に対する不満のかけら、三層あります。参考にしてください。
回答専門家
- 佐藤寛朗
- ( 心理カウンセラー )
- ミック研究所 理事長
カウンセリングは自分探しの共同作業
カウンセリングを始めて20年以上、カウンセリングの基本的なスタンスは相手に応じて方法論は変えていますが、カウンセリングの妙は一期一会の縁と出会い、そこに不思議な意味を感じています。
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この回答の相談
今日、母といつもの様に会話をしていました。
どういう話の流れでその話題になったのかは
覚えてないのですが
私が現在働く飲食店の店舗で昔(母曰く私がまだ子供の時)
食中毒事故があったと話し… [続きを読む]
MJ777さん (岡山県/27歳/女性)
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