遅すぎることはありません

ご質問ありがとうございます。

痛めたときに適切な処置がなされず、長年にわたって辛い思いをされているのは本当にお気の毒です。「首の椎間板がやや狭いとか薄いとか、首のカーブがほとんどない」と診られたようですが、これはまったく気にすることではありません。

骨格は誰でも解剖図のようなわけではありません。無理に矯正しなくても、全身の健康状態、筋肉のレベルによって、自然矯正されるものです。

子供達が就寝中に寝返りを繰り返し、朝目覚めたときには頭と足が逆さになっているのは、自然矯正しながら成長しているものです。子供が狭いベッドで寝ているのは好ましくないわけです。

鍼灸治療は無闇に痛めた箇所を刺激するのではなく、全身の血行と筋肉疲労の回復を促すために、主に手足のツボに痛くない刺激を与えることにより、脳神経の中枢に刺激が伝達されます。

その結果、脳の司令塔から全身の細胞に正しい命令が発信されて、全身のバランスが整えられるという仕組みです。

首の痛みや凝りを柔らげるにも、凝っている筋肉を揉むことは適切な処置とはいえません。あくまで、全身の状態を整えることにより、首肩の強張りと痛みは取れるものです。

私共の鍼灸治療はまったく痛みを感じない鍼治療ですし、温灸は温かく、とても気持ちのよいものです。
私でよろしければ、いつでも十分お役に立ちたいと思います。どうぞお大事にしてください。


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鍼　覚王院　シャローム治療室
　　　　　　　　 院長　　滝山　博行
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