対象:不動産売買
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建物の評価・査定方法
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こんにちは。
不動産コンサルタントの鎌倉靖二です。
土地の価格を査定するのは、比較的簡単ですが、
建物の価格を査定するのは、非常に難しいですね。
しかし、築後10年で建物価値がゼロになることは通常はあり得ないでしょう。
欠陥があるとか、ボロボロでもう誰も住めないとかいうことがない限り。
不動産の仲介業者は木造であれば、耐用年数を20年として経年減価して簡易的に査定します。
厳密に査定するのであれば、
今、新築で建てればいくらで建てられるかという金額(再調達原価)をまず査定し、
設備20〜25%、15年、構造躯体75〜80%、20〜35年(構造により異なります)
で経年減価し、さらにリフォーム歴、維持管理の状態、間取り、設備更新の有無などを
考慮して査定します。
【具体例】
築10年の木造住宅
再調達原価 1,500万円
設備:構成割合 20%、耐用年数 15年
構造:構成割合 80%、耐用年数 25年
としますと、設備の残存価値は1,500万円×20%×(15-10)/15=100万円、
構造躯体の残存価値は1,500万円×80%×(25-10)/15=720万円
合計で820万円。
これをもとに現在の建物の状況(リフォーム歴、維持管理の状態、間取り、設備更新の有無など)を
加減して査定します。
今後は建物の価値が正当に評価されて、市場に流通するようになればいいですね。
malon*さんも気を落とさずに、お隣の方にも他の不動産業者を探すよう
すすめてあげてください。
良心的な不動産業者もいるはずですから。
評価・お礼
malon* さん
この度は具体的でとても判りやすいご意見をありがとうございます
よほどのことがない限り、それなりの評価があるということで少し安心致しました
いずれ手放す時が来るかも知れませんが、私達家族にとっては思い出が一杯詰まった大切な家ですので、これからも手を入れながら大切に住んで行きたいと思っています
鎌倉さんがおっしゃるように、建物や土地の価値が正当に評価されて市場に流通するようになれば本当にいいですね!
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malon*さん (三重県/36歳/女性)
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