柴犬の食事、食器守り、シャンプー嫌いからの攻撃性
柴犬でなくても食事を守っての攻撃性はありますが、シャンプー嫌いで噛み付いてくるのは柴犬はとても多いようです。
食器守りなどは、犬が自分の物を取られるのが怖くて噛み付いてきます。犬から何かを取る時は必ず何かご褒美と交換するようにしてください。食器にフードが入っていても入っていなくても、何かご褒美(食べ物が良いでしょう)と交換してください。タイミングが悪いと上手く行かない場合もありますので、専門家に直接指導してもらった方が良いでしょう。叱ったり、叩いたりして、恐怖心を感じさせると犬の恐怖心が高まり、攻撃行動が悪化する場合があります。
柴犬は水が嫌いな子が多いので、生後4ヶ月まで(社会化期)にシャンプーに優しく徐々に馴らしていく必要があります。5歳から馴らすのはかなりの技術が必要なので、口輪やエリザベスカラーをして、噛まれないようにしてからするしかないでしょう。口輪も無理矢理装着していると、口輪を見ると噛み付いてくるようになるので、専門家からの指導が必要です。自分でせず、プロのトリマーさんやトレーナーさんにシャンプーを頼むことも検討してください。
攻撃性については、素人判断で直そうとすると悪化する場合もあり、専門家に来た時にはかなり悪化していて、直すのに時間も費用も技術もかかる状態になっていることがあります。気がついて、すぐに専門家に相談しておくと、簡単に解決するような場合でも、最初に面倒だと思って対処しないと、長引かせたり、悪化させてしまうケースが多いように感じます。最後には安楽死や放棄という場合もあったり、老犬になって病気になっても、その攻撃性のために治療を満足にできないケースもあります。
自分でどうにかしようとせず、大きな怪我をする前に、なるべく早く、専門家に相談することをお勧めします。
回答専門家
- 千田 純子
- ( 千葉県 / 獣医 )
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
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この回答の相談
飼い始めて5年になる柴犬のオスがいます。外飼いです。飼い始めたときからあったのですが、一時なくなったので治ったのかと思ったらまた唸り本気噛みをしてくるようになりました。
1 ご飯をあげるとき… [続きを読む]
桃漢さん (東京都/18歳/女性)
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