対象:イメージコンサルティング
松原 好克
スキンケアカウンセラー/美容液研究家
267
スキンケア化粧品の選定は3本柱!
- (
- 5.0
- )
たんぽぽ大好きさん、初めまして。
スキンケアカウンセラーの松原と申します。
体が老化するのと同じで、肌は年齢と共に変化を遂げているため、どれだけ美しく老いることができるか、つまり予防を重点にスキンケア化粧品を選定する必要があります。
加齢とともに訪れる肌の悩みのは、乾燥・シミ・シワ・たるみ・毛穴の開きが代表的ですが、その悩みに則した化粧品選びがポイントになります。
従来のスキンケア方式は、化粧水で水分補給⇒クリームでフタをするなどのように、アイテム別に順序よくつけていくパターンが主流でした。
しかし、肌老化を意識した効率の良いスキンケアを実践するためには、化粧品に配合されている美容成分が重要です。乾燥予防に有効な成分は何なのか、シミ予防に有効な成分は何なのか、シワ予防に有効な成分は何なのか、その性質をしっかり習得できれば、次から次へと登場する化粧品に目移りすることはなくなります。
それぞれの悩みに対する有効成分によっては、化粧水⇒クリームでも構わないし、美容液⇒クリームでも構わないし、美容液⇒美容液でも問題ありません。
つまり、アイテムそのものは関係ないということ。自分自身がどの悩みを重視したいかで、化粧品に配合されている有効成分を基準に選べば良いのです。
しかし、一般の人がそこまで見極めるのは困難ですので、私がわかりやすくお伝えしたいと思います。
たんぽぽ大好きさんの肌質や、現在お使いの化粧品がわからないため、今回はオーソドックスな選定法を記載します。
1.保湿
まず、どんな肌質・年齢の人にも必ず必要なのが「保湿」です。
水分を保持することは健康な肌の土台となり、その後のエイジングケアをいっそう引き立てます。
作物を育てるには根を支える土作りが大切なのはご存知だと思いますが、一生懸命に水を与えても、土質が悪くては良い作物は育ちません。スキンケアも同じで、最適な肌作りのために肥料を与えるのが保湿化粧品です。
保湿に効果的な成分は、セラミド・ステアリン酸コレステロール・スフィンゴリピッド・レシチン・ヒアルロン酸・コラーゲン・へパリン様物質・リピジュアなど。
2.エイジングケア
シワ・たるみ・毛穴の開き、これらの悩みは、別々に単独で例えられるケースが多いのですが、全て表皮の下にある真皮層に存在するコラーゲンやエラスチンの影響によるもので、肌の部位によって現れ方が違うだけです。つまり、コラーゲンやエラスチンに働きかける化粧品を厳選すれば、シワ・たるみ・毛穴の開きをトータルでサポートできます。
コラーゲンやエラスチンに働きかける有効成分は、ビタミン成分をオススメします。特に、ビタミンA(レチノール)・ビタミンB(ナイアシンアミド)・ビタミンC(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、リン酸アスコルビルMg、アスコルビルリン酸Na等)・ビタミンE(トコフェロール)など。
3.シミケア
シミは、長年浴び続けた紫外線のダメージの蓄積によって、十数年余りかけて少しずつ現れてくるため、医薬品ではない化粧品で消すことは困難です。シミになる前の、目に見えない段階でいかに予防できるかが最大のポイントになります。
シミの原因になるメラニンを抑制する有効成分は、ビタミンC誘導体(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、リン酸アスコルビルMg、アスコルビルリン酸Na等)・アルブチン・カモミラET・トラネキサム酸・プラセンタ・グラブリジン・ハイドロキノンなど。
まとめますと、肌老化を重視したスキンケアの基本は、保湿+エイジングケア+シミケアということになります。
加えて、乾燥・シミ・シワなど、ご自身の優先したい悩みの手入れを、プラスアルファ(スペシャルケア)で行えば良いのです。
*スペシャルケアにつきましては、別途個人的にご連絡下さいませ。
以上になりますが、参考になりましたでしょうか!?
これからも、スキンケアや化粧品でお困りのことがございましたら、お気軽にご質問下さい。
評価・お礼
たんぽぽ大好き さん
2014/04/11 14:48
とてもわかりやすく、はっきりとした解説をありがとうございます。
選び方にとどまらず、悩みに沿った美容成分まで書いていただき、デパートの化粧品売り場でのカウンセリングよりも、数段納得できる内容でした。ありがとうございました。
私もいろいろな化粧品を試してきましたが、若返ることはできませんでした。スキンケアは予防なんですね!
今後も、疑問点がでてきましたらご質問させていただきたいのですが、大丈夫でしょうか?
松原 好克
2014/04/11 15:58
ご返信ありがとうございます!
私が多くの女性に常に申し上げているのは、「加齢とどのようにうまく付き合っていけるか…」です。
スキンケア=若返りではありません。
現在の肌状態を少しでも長く維持できるように、予防を前提として行うものです。
また、化粧品は医薬品ではないため、できあがってしまった肌の構造上の老化現象の改善を求めることはできません。
イメージ・空想・感覚的なことは排除し、徹底的に予防を心がけることに重点を置いております。
今後も、肌の手入れやスキンケア化粧品で気になることがございましたら、Q&Aで構いませんので、ご遠慮なくご質問下さいませ。
*一部、メイン回答にて誤字脱字がございましたこと、お詫び申し上げます。
(現在のポイント:5pt)
この回答の相談
化粧品を変えようと思っているのですが、いっぱいありすぎて、どれが良いのかわかりません。
クレンジングと洗顔の後につける化粧水やクリームなどの、選び方のコツを教えてもらいたいです。
値段は特に… [続きを読む]
たんぽぽ大好きさん (愛知県/42歳/女性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A