対象:住宅設計・構造
志田 茂
建築家
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ガルバリュウム鋼板の屋根は熱いか
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私のところでも、屋根はほとんどガルバリュウム鋼板を使っています。
場所は東京近辺なので
断熱材は等級4の仕様 + 遮熱シート
を標準にしております。
また、屋根にそって2階の天井を作る事がほとんどです。
夏場・・・ その仕様でも、天井近くでは暑さを感じます。
2階の天井高さを大きくし、適切な窓を取って風の流れをよくすれば
暑くてどうにもならないという事はないようです。
これまでの経験で
屋根の断熱材は、等級4の仕様にさらにプラスできるなら
そのほうがいいと思います。
ただ、断熱材を詰め込む事を優先して
屋根内の通気を確保する事を忘れないよう、注意してください。
また、窓から入る日射を防ぐ工夫をする事は、効果は高いです。
・庇を作る
・外側にブラインドやスダレを付ける
・遮光カーテンなど
外で対処するほうが効果はありますが
周囲の状況、風の流れ、方位 などで一概には言えません。
条件付土地の建築という事で、なかなか思う事が実現できないかもしれませんが、
暮しながら工夫され、一番よい方法を見つけてください。
ご参考まで
志田茂建築設計事務所 志田
補足
http://s-coco.net/
評価・お礼
mihishima55 さん
2013/06/03 11:51
早速の回答ありがとうございます。
確かに建築条件付きという縛りは当初注文住宅で考えていた私共にとっては厳しいものがありますが、それを受け入れても余りある家族の喜ぶ顔に期待しつつ、家族のための家づくりに専念しております(笑)。
そのために、2階の居住スペース(各人の部屋になる予定)の住空間をより快適にできないかと思い質問させて頂いた次第です。
断熱のことばかりになり、屋根の通気のことはすっかり忘れていました。ありがとうございます。
また、暑くなる空気を循環させて逃がしてやるという考え方も取り入れたいと思います。
その場合、特に庇について考慮したいのですが、どの程度出せば効果的なのでしょうか?
志田 茂
2013/06/03 12:51
庇の出について
夏至の南中高度は、おおよそですが(水平から) 70°くらいです。
屋根の軒の出は90cmくらい出せればいいですが
なかなかそうもいかないでしょうから
50cm~60cmくらい出せればいいほうでしょう。
窓の上に、30cmくらいの庇がつけられればいいですね。
それもむずかしければ、30cm以下でも、庇があればいい と思います。
せめて、そこに2カ所フックをつけてもらう、もしくはご自分で付ける
事ができれば、夏場に、すだれを掛けたり、日よけの何かを吊るす事ができます。
南面だけでなく、必要であれば西面も。
>それを受け入れても余りある家族の喜ぶ顔に期待しつつ
>家族のための家づくりに専念しております(笑)。
とても素晴らしです!
すべて思いが実現できないかもしれませんが、それはそれとして
出来上がった家を積極的な気持ちを持って
少しずつでもいいので改良を加え
ご家族みなさんで 暮しを楽しんでくださいね!
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
不慣れながら、質問させて頂きます。
現在、念願の、念願の、一戸建てを建てるべく建築条件付きの土地に家族が楽しくなるような自分たちの好きな間取りを担当の設計士の先… [続きを読む]
mihishima55さん (兵庫県/41歳/男性)
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