対象:マッサージ・手技療法
滝山 博行
鍼灸師
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狂った体のメカニズム
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?膝の軽い痺れ
膝に大量の水が溜まったのは、新陳代謝のメカニズムに一時的な狂いが生じたためでしょう。元々、水の代謝があまりよくない体質だと思います。東洋医学的には気血の巡りが滞ったために起こる反応で、下肢の血液循環にも支障を来たしています。現在も、血液循環とリンパの流れが悪くなっています。
圧迫していると何も感じないのは、知覚神経が僅かに麻痺している状態だからです。素足で痺れ、重く感じるのは、血流が戻ろうとしている症状です。
正座で足が痺れたとき、足を伸ばして血流が戻るときの現象と同じです。皮膚の表面を軽く乾布摩擦することをお勧めします。
?ふくらはぎ・腰周りの太さ
脂肪吸引では脂肪細胞を取り除いてしまうので、残された脂肪細胞が余分な脂肪を抱え込んでしまいます。ダイエットのリバウンドでは、脂肪細胞が減っていないため、余分な脂肪は従来の脂肪細胞に納まるというわけです。
?リンパドレナージュ
代謝機能に異常を来たしたために起こる「むくみ」ですが、リンパドレナージュは正に東洋医学の気の巡りをよくする手技です。オイル、パウダーを使用せずに、手から出る気の作用で、リンパの流をよくするわけですが、気の流れが回復するためにも、乾布摩擦をお勧めします。皮膚の表面を優しく撫でるようにします。
これを習慣化することにより、脂肪の新陳代謝もよくなり、残された脂肪細胞に余分な脂肪が集中するのを防ぐ結果に繋がります。
どうぞお大事にしてください。
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鍼 覚王院 シャローム治療室
院長 滝山 博行
〒223-0062 横浜市港北区日吉本町1-24-16
TEL 045-561-2856 FAX 045-561-2891
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補足
その後、いかがですか。乾布摩擦はしてますか。
非常に効果的な乾布摩擦の方法をお教えします。
基本的に、朝晩の着替えの際に実行するといいですね。
背中の乾布摩擦は全身に好影響です。タオルをタスキ掛けにして行います。手足は内側は下から上に行います。外側は反対に上から下に行います。
擦る方向を説明すると、手を万歳の姿勢にして、内側は下から上という具合です。つまり、足はつま先から膝の方向で、手は脇から指先の方向というわけです。背中は斜めにタスキ掛けですので、方向はありません。
背中も手足も、それぞれ5回くらい擦ればよいわけです。やり過ぎはよくありません。がんばってトライしてみてください。秘訣は習慣化することです。
評価・お礼
あんこ さん
ありがとうございました!ものすごく合点がいきました…晴れやかな気分です。元来、冷え性で浮腫みやすい体質だと思います。
乾布摩擦…!なるほどですね。簡単に取り入れられそうなので早速やってみたいのですが…。
どのような頻度&方法がよいのでしょうか?またご助言いただけましたらありがたいです。
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