過労と睡眠不足は致命的

ご質問ありがとうございます。

２０年前のむち打ち症の程度は、文面からも大したことはなかったと推測します。首のコルセットを早く取ってしまったことによる影響も、年齢が若かったせいもあり、大したことなく回復しているものと思われます。

しかし、むち打ち症による衝撃は、頚椎だけでなく、腰椎周辺の組織にも大きく影響します。このときの衝撃が全身のバランスを崩したとは、十分に考えられるわけですが、それが今まで尾を引いているとは考え難いわけです。

女性の体は、生活のリズムが微妙に狂ったり、天候の変化、軽いストレスでも、大きく影響されるものです。その結果、多くの女性が慢性肩こり、偏頭痛ほかの不定愁訴に悩まされているのは事実です。

過去に囚われることなく、現在の体の状態を正しく診断することが肝心で、的確な治療がなされれば、２０年前に受けたむち打ち症の影響とは関係なく、体調もすこぶるよくなり、首肩のこりも改善します。

ただし、仕事による過労とストレス、睡眠不足を改善することなしには、いくらよい治療をしても難しいと思います。そのことを自覚された上で、脈診による鍼灸治療と最短で改善するための生活上の指導により、生まれ変わったような健康な体になれることに違いありません。

私共では、１度しか通院できない患者さんのために、的確なツボに自分で温灸をする方法をご指導しています。
いつでも遠慮なくご相談ください。どうぞお大事にしてください。


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鍼　覚王院　シャローム治療室
　　　　　　　　 院長　　滝山　博行
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