対象:体の不調・各部の痛み
注意深い経過観察&ガンを予防するライフスタイルの工夫が肝要か
前立腺肥大の影響もあって腫瘍マーカーのPSAがやや高い値で推移している経過中に、超音波検査や針生検の結果を受けて、ガンの疑いが否定できない状況が続いているものと理解いたします。
もしガンの存在が確定的ならば、局所的な放射線照射としての小線源療法、あるいは手術の適応となるのですが、ガンの発症が明らかでなければ強力な治療に踏み切る訳にはいかない、というのが正直なところです。
現在の状況は、ガンの存在が確定的ではない、あるいはガンがあったとしてもかなり小さな範囲に留まっているものと考えられ、ガン発症とは断定できないものの、さりとてガンの存在は否定しきれない、といういわばグレイゾーンといえる状況です。我々専門の医師でさえ判断に迷う場合が少なくありません。
このような場合には、ガンの種類や年齢、体力などにより左右されますが、見切り発車的な手術、抗がん剤投与、放射線照射など、ガンの「標準治療」は見送られるのが通例です。何故ならば、これらの治療による副作用や後遺症が無視できないためです。
それならば、このまま経過を見ていればガンにはならないかというと、確定的なことは言えません。ガンを発症するかどうかは様々な条件に左右されるからです。今の状況下では注意深く経過観察しつつ、ガンを発症する確率を少しでも小さくする工夫と知恵が望まれます。
すなわち従来通りPSAや超音波、MRIなどの検査を定期的に行ない、ガンが発症しているかどうかを見極めます。それと同時に、食生活などのライフスタイルを見直し、少しでもガンを発症しにくいものに変えていくことが重要です。
具体的にガンの発症を予防するような食生活とは、野菜や果物、キノコ類、豆類、海藻類、イモ類などをたくさん摂取し、甘いものや炭水化物、揚げ物、加工食品などを控えるような食事です。ご飯は白米よりも玄米、パンは全粒粉パンかライ麦パン、めん類は蕎麦がお勧めです。
身体の冷えはガンの発症を促進します。体を温めるためには例えば39℃前後の温めの湯に半身浴でゆったりと浸かることが大切です。また手湯や足湯なども有効です。適度な運動も免疫力を向上させるため推奨されます。
予防医療的な取り組みとしては、ラドン浴やプラセンタ注射、高濃度ビタミンC点滴、ノニジュース、深部温熱療法、免疫細胞療法などが挙げられます。ご関心をお持ちの場合はお問い合わせください。
補足
蒲田よしのクリニック(内科)
吉野 真人
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回答専門家
- 吉野 真人
- ( 東京都 / 医師(精神科) )
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この回答の相談
前立腺ガンについて教えてください。
私の父親なのですが、現在63歳です。
2009年3月から前立腺肥大でPSAを診ていました。
(値は、3.8~4.4くらいでした)
2010年1月超音波… [続きを読む]
ゆずっこさん (兵庫県/34歳/女性)
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