予想以上の支出がありますので慎重に

そらっちょ様

自己資金なしでの住宅ローンによる住宅取得を検討中とのこと。
物件取得については長期のローン返済になります。

分譲物件は誰がみてもとても良く見えてしまうものですから
少し現状を整理されてみてはどうでしょうか？

まずは返済計画と収入予測です。

毎月返済金額が変わらないとはいえ、35年に渡る返済です。
31歳でローンを組んで完済時は66歳です。

そうなりますと今後の収入・支出がキーとなります。

お子様ができましたらそれなりの支出も発生しますし、賃貸では
無かった、固定資産税など各種税金なども掛かります。
またフラット35は団体信用生命と言って、ご主人に万が一の事があった場合に
住宅ローンがゼロになる保険料も年間10万程度と高く掛かります。

あとは諸々の引っ越し費用、新たな家電購入費用などです。
意外と見えない支出が多いので、その辺りは十分に注意が必要です。

消費税増税などが控えていますが、住宅価格はそれほど上がりません。
現在は駆け込み需要もあり住宅が売れているので値段は高くても売れますが
消費税が上がると買う人が少なくなり、結果不動産会社が提供する価格は
下げざる得なくなる可能性がとても高いです。

転職まもない事もあり、将来計画がまだ不透明である今
長期にわたる負債を背負うのは危険を伴います。

最低限でも将来計画をたて、返済できる見通しか？どうかを検証しておく必要が
あると感じます。

もしご両親などから住宅取得資金の援助を受けれられるようであれば
贈与税が掛からず住宅取得資金の援助を受けることも可能です。

十分に検討して「間違いなく大丈夫」となった段階で決断されては如何でしょう？

もし、検討中にその物件がうれてしまったら・・・などありますが
それは「縁がなかった」と言いますか今は買わない方が良いという神様の助言かも
しれませんね。

ご参考になりましたら幸いです。