対象:新築工事・施工
杉田 征陽
建築家
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雨樋について
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takatai 様
初めまして、杉田と申します
ご質問を拝見させていただきました
大手メーカーで2×4工法の設計を10年以上経験しております
結論から先に申しますと、現在の工事進捗から想像するに「変更可能です」または変更させて下さい
樋の場所がら購入検討者様の最初のイメージを決定する場所になると思います、ステンレスの樋なら検討の余地も有るかも知れませんが、塩ビの樋では後悔が見えてきますよね
ただ、雨水の処理が宅地内処理なのか、道路排水なのか、また建物回りの先行配管が終わってしまっているのか、雨水桝が設置できない理由があるのかは不明ですが、場所柄大切な位置なので
変更できない理由、なぜ設計図通りにならないのか?を明確にする事が大切と思います、購入者様はなぜこんな所なのですか、と聞かれた場合、明確に答えられないと疑問を感じますよね、
かりに配管工事が終わっていても変更可能なはずです
ご質問を拝見すると、過去にも同様なことがあるようなので、現場責任者を明確にして
書面にて事前に変更箇所など建築主に報告及び了承を得てから工事を進める事を守らせる事が今後の為にもよろしいと思います
設計者は建築士法第18条により「工事施工者に対し指摘し、設計図書通りに実施するよう求める」とされています
また、どうしても聞いてくれない場合は販売会社様にお伝えし、業者側に指摘する事もお考えになった方がよろしいと思いますがいかがでしょうか
長くなり申し訳ございません、
takatai様のようにエンドユーザーの事を考え、疑問を感じられるスタンスは是非続けて下さい
工務店は自己中心的な所もマダマダ有ります、負けずに頑張って下さい!
評価・お礼
takatai さん
2012/11/20 12:08
杉田様
早速のご回答をありがとうございました。
変更可能、とのお答えを拝見したすぐ後に、ちょうど施工業者から連絡がありましたので、私としても毅然とした態度で変更理由と意見を聞くことが出来ました。
変更理由は、バルコニーの排水のための勾配をつけるために、どうしても図面の位置では難しいとの回答でした。
建築士が図面を作成した際には、ベランダの排水の勾配のことまではあまり考えていない、とも言われました。
本当にそうなのでしょうか?
一般常識的には、建築士が外観のみで雨樋位置を決めたとは考えにくいですし、北側に立面図では存在する別の雨樋が無くなったうえで、東側の雨樋の位置も玄関前に移動しているので、私には、雨樋の本数も減らせるし勾配計算が面倒だから、簡単な方で雨樋位置を決定したようにしか思えません。
今までの分譲物件を見ていても、施工業者側の部材調整や新製品を試ししているのではないかと思わせるような、とんちんかんな外壁とドアの組み合わせや内装部材の使い方で、販売会社側も「このままではなかなか売れなくなる」ということで、私が関与した物件ですら、少しでもうっかりしていると勝手に「これは違うでしょー」な部材が使われたりします。
そんな施工業者なので、安易・安価な方法をとっている感じがして、質問をさせていただいた次第です。
一応、「考えてみます」とのお返事でしたが、最終的に玄関前から雨樋が無くならないかも・・・と思うと、がっかりします。
でも、杉田様からのお言葉のように、めげずに購入者様のことを一番に考えてコーディネートをしていきたいと思います。
本当にありがとうございました。
杉田 征陽
2012/11/20 14:30
takatai 様
早々のご評価ありがとうございました、間に合って良かったです
普通、設計する時は排水経路、金物種類、樋の位置、樋の形や色まで考えます
特にルーフバルコニーの場合は気を使いますが…
でも今回、takatai 様の 一言でこれから業者も少しは考えを改めてくれるのを期待しましょう
簡単ではありませんが、takatai 様を見習って私もめげずに頑張ります(握手!)
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この回答の相談
現在、新築分譲住宅の外壁決定時期が近付いているのですが、雨樋の位置について不本意な状態になっており、時期的にまだ変更が可能かを質問させていただきます。
1、現場は… [続きを読む]
takataiさん (愛知県/39歳/女性)
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