対象:遺産相続
小林 治行
ファイナンシャルプランナー
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分筆は控え、遺言を活用。
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38番さん、こんにちわ。CFPの小林治行です。
今回のご質問は、銀行ローンの借入れ要件を満たす為の方策として、相続時精算課税制度や祖父との養子縁組制度をお考えのようですが、融資条件は色々組み合わせがあるはずだし、また他の金融機関を当る選択もあろうかとおもいます。また祖母と伯母2人の住居のローンはどうするのかとか、他の要件が不明な点もあり、回答し難いので、ご趣旨と合致していない場合は再度ご質問下さい。
先ず、基本的なことから申し上げますと、土地の基本は分筆ではなく、できるだけ1人所有にするです。
これは将来相続人が増えて共有者がふえると、処分しなければならなくなった時、会ったことも無い遠縁者に印鑑をもらいに回らなければいけなくなるなど、手続きも面倒にしますし、争いの元になりがちです。
今回のケースに当てはまらないかも知れませんが、安易分筆は控えられた方が良いと思います。
祖母との養子縁組も20坪の土地を贈与を受けるためにするということですが、叔母2人や父はすっきり理解してくれるでしょうか。養子と言う方法はありますが、将来に渡りよい方法かどうか断言できません。
相続時精算課税制度は65歳以上の親から20歳以上の子への贈与ですから、これは使えます。
私の意見は、余り面倒にするよりも、「使用賃貸借契約」を結び、無償で土地を借りることにして、土地所有者に保証人になって頂き、祖母の遺言で孫の38番さんに土地xx坪を遺贈するとしたら、遺言制作費だけで済むように思えます。
要は銀行が融資をできる環境が出来れば良いのですから、余り面倒くさくすると親戚内でも不協和音が出かねません。
簡単にするようにして下さい。そのために遺言制度は有効と考えます。
E-mail hk@kobayashi-am.jp
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38番さん
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