対象:インテリアコーディネート
吉田 武志
建築家
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建築業界で女性が就職しやすいのは
こんにちは。
栃木県宇都宮市で注文住宅とリフォームを行う工務店 ヨシダクラフトを経営しています。吉田と申します。よろしくお願いします。
私は建築業界の中でも、注文住宅と住宅リフォームしか知りませんから、その業界のことについて知っていることをお話します。
弊社のある宇都宮市のような地方都市だと、インテリアコーディネイト専門で食べている人は聞いたことがありません。東京のような大都市でも、専業で食べていける実力者は少ないと思います。地方都市だと、飛びぬけたお金持ちが少ない為、インテリアコーディネイト代金までお金が払えないというのが現実です。
更に、東日本大震災の影響で、インテリアなどの表皮の仕上げ材よりも、耐震性や断熱性など、完成すると隠れてしまう構造部分にお金を掛ける方向になっています。
地方都市では、家具ショップやカーテン屋さんが、自分のところの商品を買ってくれることと引き換えにその商品の周囲だけ行うこともあるというのが現実だと思います。
逆に、建築業界で女性が就職しやすいのは、リフォームに重点を置いている住宅会社の現場監督かもしれません。リフォームはお客さんが暮らしながら工事する場合が殆どなので、新築よりも更に人間関係、お客さんを理解する力が重要になります。女性的細やかな視点と建築構造、インテリアも含めた建築的センスを求めている会社は多いはず。地方だと大規模に展開しようとしているリフォーム屋さんが良いのかもしれません。
「建築学生の就活完全マニュアル」という本があります。友人が書いている本ですが、非常に実践的に書かれているので一読をオススメしたいと思います。この本にも書かれていますが、今は、就職は厳しいですが、優秀な新入社員を取りたいと思っている会社は実は沢山あるようです。建築やインテリアが好きなら、とにかく業界に入り、実力を高めながらチャンスを待つということが必要だと思います。
参考になれば幸いです。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
長文よ読んで下さりありがとうございます。
お返事で文字エラーが出たためこちらに書かせていただきました。
なぜ採用されないのか
についてですが、ほとんど書類選考で落ち、面… [続きを読む]
苺さん (福岡県/24歳/女性)
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