自分の可能性を活かせる複数の選択肢を考える

きいたきいた様

初めまして。
ライフキャリアアドバイザーのやまかわです。

「大学進学卒業をしてから自動車メーカーへの就職を目指すべき」か、「学歴に左右されないで自動車メーカーへの就職は可能か」というご質問ですが、自動車メーカー（または関連会社）に就職できれば、どのような仕事でも構わないのでしょうか？

学歴によって、任される仕事の内容(質)が違います。たとえば、理工系大学院卒で研究職や開発職、高卒では工場の現場という感じです。（中卒者の採用実績があるかどうかは、あいにく私には情報がありません。）


自動車関連の仕事として具体的にはどのようなことをしたいのか、そのためにはどのような学歴が必要かと考えていくと大学か専門学校か、自ずと答えがでるのではないでしょうか。仕事のイメージが曖昧な場合は、情報収集する必要があるかもしれません。


ところで、せっかく希望の会社に入社できたとしても、人事採用の方法によっては、やりたい仕事ができる部署に配属されるとは限りません。

自動車メーカーの仕事は、設計・生産・販売以外にも様々な仕事があります。

私が自動車メーカーに勤めていた時、車が好きという理由で入社した人の中には、車に関係ある仕事ができないという理由で、早々に転職する人がいました。

最近は一般に、希望の部署に入れても、やりたい仕事じゃなかったと辞めてしまう若者が増えていると聞いています。

頭の中で考えている仕事と実際の仕事にはギャップがあります。

希望の会社に入社できたのに失望しないためにも、また希望の会社に入社できなかった時に落胆しすぎないためにも、自分の可能性を活かし、希望を実現できる選択肢はいくつもあると柔軟に考え、まずはしっかり学んでいくことが大事だと思います。

大学か専門学校か今後の進路を決めるにあたり、より学びたいことが学べる方を選ぶという方法もありますよ。


目標に向かって、最もチャンスの大きい道を選びたいという考え方は合理的ですが、その道が閉ざされた時のダメージも大きくなってしまいます。

自分の目標に向かって努力しつつも、複数の可能性に対して常に心を開いておき、得られたチャンスを最大限活かせるように努力するということを、さまざまな可能性に満ちた若い方には、特にお勧めしたいと思います。