整形外科または漢方も視野に

こんにちは。奈良の登美ヶ丘治療院の野口と申します。

原因不明の腹痛に悩まされているということでお辛いだろうとお察しします。

文面を読むと症状としては腹痛というよりも脇腹の痛みのように感じます。

胸脇部が痛い場合、肋間神経痛なども疑われます。消化器の処置によって
症状に変化がない場合、肋間神経痛など整形外科の領域であることも考えられます。

また、整形外科的な診察を受けてもこれといった異常がみられない場合もあります。


そのような時は漢方的な観点から身体を診る方法もあります。

漢方ではストレスが過剰に身体にかかってきた時に、
お腹から脇にかけての季肋部（一番下の肋骨の際の部分）付近が張ってくるように
感じる胸脇苦満という症状があります。
ウイルス感染、外傷的な問題、筋肉の損傷がないにも関わらずこのような
お腹が張ったり、痛んだりする症状がある場合はストレスが原因になっていることも
あるのです。
漢方では、これらを漢方薬や鍼灸で身体にかかるストレスを減らし症状を
改善していきます。

勉強が嫌いなわけではないとのことですが、精神的なストレスは感じていなくとも、
身体がストレスを感じやすい体質である場合、身体が勉強することをストレスとして
受け取っていることもありますので、このような原因であることも考えられると
思います。

消化器科の治療で改善がなければ、整形外科に行ってみられてそれでも
改善がなければ、漢方外来のあるクリニックに行かれるか、鍼灸院を
探してみられてはいかがでしょうか。

よい方向へ向かうことをお祈りしております。