対象:離婚問題
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一度離れてみるのも一つの方法です。
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natunohosizoraさま。
初めまして、北海道旭川市で行政書士をしている、小林政浩と申します。
ご自身が離婚を急ぐ事情がないのであれば、とりあえず別居して婚姻費用とパート収入を得ながらご自身の身の安全をはかられたらよいと思います。
賃貸の保証人は安定した収入のある息子さんが引き受けてくれるのであれば、大家さんとしては申し分ないと思います。
財産分与についてですが、息子さんが就職されるということは婚姻期間は20年くらいはあるということでしょうか?
そうであれば、今後数年で支給されるであろう旦那さんの退職金も、分与の対象として請求すべきと思います。
積立部分のある旦那さんの生命保険の解約返戻金相当額も分与の対象になります。
年金分割についてですが、年金分割の手続きは離婚すればすぐにできるものです。
分割の対象は婚姻期間中に厚生年金や共済年金など、国民年金に上乗せされた部分になります。
もちろん、実際に支給されるのは数年後になります。
退職金も生命保険の貯蓄部分も上乗せ年金部分も婚姻期間中に形成した財産はすべて分与の対象です。
もちろん、2500万円ローンが残っている家も分与の対象です。
時価額からローン残元金を引いた額が分与の額になります。
DVはサイクルがあります。
「暴れる→引きこもり無視する→謝罪し優しくなる」
これはまさにDVのサイクルそのものです。
旦那さん自身がDVを認識して自ら改善する意思をもって病院などで治療を受けてくれれば改善する可能性はあると思いますが、旦那さん自身が自分に何の落ち度も気づいていないなら、この先も状況が変わることはないと思います。
DVを離婚理由に挙げるのであれば、今後の話し合いでDVを証明できるように証拠になりそうなものを確保しておくことをお勧めします。
とりあえず、旦那さんから一度離れた環境で今後のことを考えてみることも気分が解放されて良いように思います。
別居の際は、その後の協議に役立つように、その時点での双方の預貯金などの財産を把握しておくと良いでしょう。
もちろん、DVの証拠なども確保できるものは確保して別居しましょう。
良い方向に進みますように。
評価・お礼
natunohosizora さん
2011/06/11 13:57
小林先生
この度は、ご回答いただき誠にありがとうございます。
婚姻期間は28年になりました。
歳月は様々なものを変えたりしますね。
DV、別居から財産分与に至るまで多岐にわたるアドバイス、大変感謝しております。
とりあえず離れることにより、また新たに見えてくるものもあるかも知れません。
早速、別居に向けて準備を進めて参りたいと存じます。
回答専門家
- 小林 政浩
- ( 北海道 / 行政書士 )
- 小林行政書士事務所
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この回答の相談
これまで5年余り、夫のDVに耐えてきましたが、次男の就職を機に別居もしくは離婚を真剣に考えています。「暴れる→引きこもり無視する→謝罪し優しくなる」の繰り返しに疲れ果てました。もはや夫を改心させ… [続きを読む]
natunohosizoraさん (埼玉県/53歳/女性)
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