無垢板は実現可能です

建築設計室 雅-miyabi-の東と申します。

マンション内に無垢板を貼った木の空間。良いですね。
実現に向けて頑張ってください。

先ずは床材です。
遮音性能を有したフローリングというと、裏面に何らかの遮音材を貼りつけたものになります。
業者様がおっしゃるように、無垢板単体で遮音性能を有した製品はあまりないでしょう。
遮音性能LL-45対応の防音マットなどで対応が可能かと思います。
また、そもそも住戸が１Ｆということで、最下階とお見受けします。
遮音を必要とする相手がいないので、対応は不要かもしれません。
管理組合にご確認ください。

次に床暖房です。
１０年前購入で、ＲＣ造のマンションでしょうから、断熱性能・気密性能共にある程度のレベルが見込めます。
床暖房のみでも部屋はある程度あたたまるものと思われますが、輻射熱で部屋を暖めるパネルヒーターなどもおすすめです。
床暖房であれば、立ち上がりの比較的早い電気式のほうが使用状況に適しているように思います。

現状が二重床工法（コンクリートスラブの上に根太を組むなどの工法）を使用していれば良いですが、そうでなければ床暖房や床材の厚みの違い（既存部分に比べて）などにより、非改修部分との間で不具合が生じるかもしれません。場合によっては住戸全体の床レベルを上げたり、建具の改修が必要になることもあるでしょう。

そのあたりも含めて、コスト面・施工期間（管理規約）、仕上がりイメージ等と総合的な判断が必要になります。

少しでも参考になり、すてきな住まいが実現することを願っています。

建築設計室 雅-miyabi-　あずま