対象:年金・社会保険
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伊田 洋
ファイナンシャルプランナー
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たしかに賛否両論あります。
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確定拠出年金、たしかに賛否両論ありますね。
結論から申し上げますと、一番のメリットは、所得控除のメリットと思います。
たとえば・・・現在のallyさんのご主人の会社が、厚生年金加入で、厚生年金基金は非加入だったと仮定してお話させてもらいますね。
この場合だと、掛けられる金額は、月23,000円まで。1年で276,000円となります。
この掛け金276,000円全額が、所得控除されます。
この「全額が所得控除」ということが最大のメリットと思います。
ということは、毎月の掛け金が大きいほど、控除メリットが出るでしょうね。
仮に所得税率が、20%の方であれば・・・単純計算ですが管理手数料を引いても、年間で約50,000円くらいはメリットが見込まれると思います。
年間30万弱の掛け金で、50,000円のメリットと考えると、なかなか面白い金融商品だと考えることもできます。
ということは、積極運用商品ではなく、元本確保のローリスク・ローリターン商品でも十分なメリットがあるともいえます。
ちなみに・・・ご存知かも知れませんが、損害保険や生命保険関連だと、以下の控除があります。
1、生命保険料控除・・・10万円超で、50,000円の所得控除
2、個人年金保険料控除・・・10万円超で、50,000円の所得控除
3、地震保険料控除・・・50,000円超で、50,000円の所得控除
となっており、3つ全てが全額まで控除されると、年間15万円の控除となります。
わたしの個人的な意見としては、この3つの控除もフル活用されているかどうかも、確認された方がいいでしょうね。
まずこの3つの枠を優先的に活用し、その上で確定拠出年金を検討されてもいいのではと思います。
私がallyさんだったら・・・ただ管理手数料を引かれるのはイヤなので、少しだけでも掛けていくと思います。
それによって年末調整で戻ってきますしね。
ちなみに・・・最大のデメリットは(ご認識されていると思いますが)、「基本的に60歳まで引き出しできない」ことですね。
余談ですが、そういう意味でいうと、引き出しできない残りの期間が短い50代の方には、オススメでもあります。
補足
確定拠出年金制度の概要 http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/nenkin/nenkin/kyoshutsu/gaiyou.html
生命保険料控除、個人年金保険料控除 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1140.htm
地震保険料控除 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1145.htm
評価・お礼
ally さん
2011/02/04 21:40
早速の回答ありがとうございました。
確かに所得控除を利子や配当の変わりと考えると魅力的な商品ですね。
現在個人年金には加入していないため、個人年金控除は全く活用しておりません。個人年金も並行して検討しつつ、確定拠出年金のほうは手数料分の控除が得られる金額以上の掛け金はしようと思います。
伊田 洋
2011/02/08 09:14
allyさん、高評価いただきありがとうございます。
そうですね。個人年金、ぜひ並行してご検討なさってみてください。単体での戻り率は大したことはありませんが、控除まで考えれば◎とも考えられますので。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
主人が確定拠出年金、企業型に加入しておりました。2年前に転職して、現在の会社には退職金制度がありません。そのため個人型に移管しましたが、その後新たに掛け金は拠出しておりませんでした。
最近… [続きを読む]
allyさん (千葉県/29歳/女性)
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