別居したいとの夫からの申し入れにつきまして

はじめまして。
行政書士の松本です。

夫が、あなたと別れたいと言ったのではなく、
別居したいと申し入れた事に注視しています。
それと、もう一点。
お子さんたちが、離婚することに否定的である事。
そこにも、注目しなければならないように思えます。

あなたの夫に限らず、あなたも、私も、
人間ですから、誰しも次のような感情はあるものです。
「このポジションから抜け出して、自由になりたい。」
このような言葉を投げかける事。投げかけることができる相手。
私には、信頼できる者にしか、言えない言葉のような気がします。

夫は何かで行き詰まり感を感じている。
私には、そのように思えます。
あなたたち家族に起因している事による、
夫の行動とは感じられないのです。

別れたいなら、男性も、はっきりと、別れたい旨を告げるはずです。
それを告げていない事に、望みがあるように感じています。

お子さんたちの言動に注目しますと、
離婚してほしくないと言っているわけですので、
お子さんたちにとりましては、あなたが思っている以上に、
「いい父親」なのかもしれません。

通常でしたら、
「あんなお父さんと別れてしまえばいい。」と、
口にすることが多いように思いますが、
離婚しないでほしいと思っているという事。
その点に、もっと、もっと、注目すべきだと思います。

本当に、どうしようもない夫であるなら、
あなたは、このような質問は投稿されないことでしょう。
その事は、お子さんたちが離婚に否定的な態度を取っていることからも、
察することができるように思っています。

詳しい事情はわかりませんが、
もう、仲の良い家族に戻れないとは言い切れません。
修復できる糸口さえつかめば、
案外、簡単に修復できるようにも思えます。

「まずは、夫に何があったのかを、
　やさしい感情を持って、聞き出してみること。」

問い詰めたりすれば、離れていく可能性は高まります。

また、お子さんたちにも、なぜ、離婚に反対するのかを、
まるで、わからない事について尋ねる子供のように、
あなたが、お子さんたちに尋ねてみられてはいかがでしょうか。

「ここが正念場になる。」

そのように感じております。

少しでも、あなたのお役に立てていれば、幸いです。


　行政書士　 松本 仁孝