とりあえずは賃貸借契約を結ぶのが良いのではと思います。

ハッピーハウスの真山（さのやま）です。

ご相談の文面より、
とても悩んでいらっしゃるのが伝わってきます。

まず、「ハル０３１８」さん名義の住宅ローンについてです。
金融機関は、毎月のローン支払いがきちんとなされているのであれば、
実態として誰が支払っているのかについては気にしません。
また、金融機関は本人が居住しているのかどうかを
郵便の到達をもって確認しています。
今回、親族が居住しているので、金融機関からの郵便を
住宅ローン対象の住まいで受け取ることが可能です。
現状で、金融機関が「ハル０３１８」さんの実情を
把握することは難しいと思われます。
実質的に、このまま毎月の支払いに問題がなければ、
特に大きな問題にはならないと思われます。


次に、住宅ローンの名義についてです。
原則として、不動産名義（所有権）と住宅ローン名義（債務者）は
セットだと思ってください。
今回、実質的に、「ハル０３１８」さんが債務を逃れるには、
お兄さんもしくはお母様にこの物件を住宅ローンの残債以上で
買い取ってもらうしかありません。

自己資金で購入できないのであれば、お兄さんもしくはお母様が
住宅ローン等の借入を起こして、買い取る形になります。
その際、親族間の売買となるので、金融機関からは、
仲介業者が間に入った売買契約で、
価格が相場程度であることが要求されます。


現状のまま、お兄様に毎月の支払いを約束させるには、
親族間で賃貸借契約を結んでおくことをおすすめします。
明示的に賃貸借契約を締結することで、
お兄様に明示的に支払いの義務が生じます。
ただし、賃貸借契約に基づいて、きちんと支払いをするのか
どうかに関しては、お兄様に依存します。
通常の賃貸借契約と同じで、契約に基づいて支払ってもらいます。
支払いが滞れば、退去（追い出し）も含めて対応することになります。


大変悩んでいらっしゃるのは分かりますが、とりあえずは、
お兄様と賃貸借契約を結んで毎月の支払い義務を明確にした上で、
お兄様が住宅ローンを組める状態になるのを待つしかないのではと思います。

なんとか円満におさまることを願っております。
少しでもお役に立てれば幸いです。