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山中 伸枝
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閲覧数順 2016年12月03日更新

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仕組み債を売り手側から考える(マーケティングの観点から)

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資産運用の原則 資産配分(アセットアロケーション)

昨日紹介した仕組み債等の販売に関し、「売り手=組成を考えるメンバー群」サイドから、どのような事が推測できるかを考えてみました。私は、金融関係に勤めたことが有りませんので、的外れの部分があると思いますが、営業・利益確保というマーケティングに沿った考え方で説明致します。

購入者の購買動機を高めるためには、感性に訴え、ロジックとして整合があることが求められます。条件として

見込み客に対してアッピールするポイント
※安全な商品として認知してもらう工夫
1.債券を採用する
一般的には株式よりも債券のほうがリスクが低いと考えられている債券を採用する。
2.債券の発行体は、知名度の高い金融機関とする。
 知名度の高い投信販売の企業をの発行としています。
3.償還期間を1年とする。
数年先では不確実ですが、1年間で有れば大きな変化には為らないとの勘違いを利用する。

4元本が毀損する変動率を30%とか35%とする。
TOPIX等の標準偏差は約20%です。従ってその1.5倍以上であれば、そこまでいかないだろうと思われる下落率です。
そして、既に十二分に下落した株式を、より変動率が発生しないのでは思われる銘柄を選定する。該当する企業群は、電器や情報機器の企業には沢山あります。
知名度も高く、ここまで下がれば今後は大きく下がらないと思わせる銘柄を採用します。

注。株価は過去の情報は中てに為らないとされています。現時点から将来の動きを考えなければなりません。その点採用されている株式は、年間50%を超える変動率で在った事が記載されています。今が底値だと考え易いのですが、これは投資の原則に反します。

※儲かると思ってもらえる利息・配当のレベルを設定する

1.日本国債の利率(1年国債クーポン0.2%)に比べて隔絶することで、儲かると思ってもらうため40倍などに設定する

2この金利を保証する為には、デリバティブを使ってプレミアムを原資とする。
仕組み債の多くは、債券の購入と同時に購入者がプットオプションを売ることで、プレミアムを得ます。プレミアムは通常、利息分より高くその差が金融機関の利益に為ります。

ところで、プレミアムを払って「売る権利を購入する」ということは、当該株式が設定した価格を割ることを予想していることになります。また、プレミアムが金利分を払ってまだ残るほどの金額なのですから、設定価格を割って下がる確率も高いことにります。
∵、ノックイン条件の実限度が低ければ、プレミアムは安く為り、実現性が無い設定で有れば設定価格が成り立ちません。

従って、プレミアムの設定と、債券の販売条件は微妙なバランスに為ります。

プットの売りのイメージ

※販売側として、リスク回避のため、早期償還条件を設定する。
通常、個別株のプットオプションを購入するのは、当該銘柄を保有している個人・企業・金融機関で、保有株の下落による損失を一定レベルで留めるためです。投機筋としては下落にかけてプットオプションを購入します。もし当該銘柄の保有者がプットオプションを購入する事を想定すると、当該銘柄が上昇した際には含み益が積み上がります。その場合に、販売した債券の条件として保有を義務付けると、株式の売却等機動的な動きを封じられてしまいます、

また、下落を予想してプレミアムを払う投機家も、株価が上昇するのであれば、期日後に再度プレミアムを支払う契約を継続することはありません。償還の判定は3ヶ月毎に行われます。(3ヶ月は通常のオプションの限月期間に合わせています)。

上記の様なマーケティング戦略の考え方の下に発行されているのが仕組み債と考えています。

購入者にとっては、儲けは利金(金額は固定、期日は最短3ヶ月)だけて、損失は限定が有りません(参考とする株式銘柄が基準価格から下がれば下がるほど損失が出ます)

マイナスリターン
売り手は、債券の販売によって販売・管理手数料等とプレミアムの差額が利益です。また、株式下落の際には、下がれば下がれほど利益が出ます。

仕組み債とはこのような商品です。


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