- 別所 諒
- ビジョン・コンサルティング 別所諒 主宰
- 東京都
- マーケティングプランナー
対象:営業
- 水内 終一也
- (経営コンサルタント)
- 本森 幸次
- (ファイナンシャルプランナー)
マーケティングで有効な手法は、「新商品」「新しいノウハウ」を世に送り出すということになる。
週刊誌の記事も同じで「これからの働き方」という特集は常に引きが強い。
ところで、これからの働き方とは、戦後なら財閥が解体されて「誰でもチャンスがあるというモーレツ社員」、その後に「効率的な働き方」、最近では「個の力を活かす」ということになろうか。
しかし、どんな時代でも有効な働き方とは、「自分はどうありたいのか」という軸を持っているかどうかだと思う。
実際、植木等が主演していた「無責任社員シリーズ」が今の時代に合っていると感じるのは、結局のところ、「新しい働き方」などないからではないか。
つまるところ、景気がいい時代は会社に強い基盤があるので、適当に仕事をしても給料をもらえたので、がんばる人の割合が減ったのが今の時代になっただけではないか。
で、やばくなってから慌てて、「会社に依存しない生き方」と言いだしても、それが新しい発想だとは思えない。どんな時代でも、本質的な働き方に違いはないし、時代に左右されない仕事をしてきた人はいる。
植木等のように出世しなくても、「男はつらいよ」の寅さんのような生き方もある。寅さんは、テキ屋を生業にした自由人であるが、誰にも依存せず、誰の責任にもせず、自分の生き方に言い訳をしない。
だから、僕は会社が信用できないから独立を考えるという発想には賛成ではない。そんなことを考えている人を会社に信用せよと言う方が無理なので、お互い様である。
では、どうすれば?と言う話になると、要は「どこにもいないユニークな存在」になればいいということだ。それには、組織の中にいるか外にいるかは関係がない。
なぜなら、これから「個の時代」が進んだとしても、単独では大きなプロジェクトは動かせないので、結局のところチームが必要になる。チームにはリーダーが必要だから、この段階で新しい組織が生まれる。当然、個人のチームは貢献度に応じて報酬を配分するが、それとて公平性を保つために、間接部門が必要になる。
個の時代の次は、チームの時代が来ることがわかっているので、「新しい働き方」に翻弄される必要はない。「ユニークな存在」どんな時代のどんな働き方でも、困ったりはしない。
「新しい働き方」という発想自体が古く感じられるが、あなたはどうお感じだろうか?
というようなことを、今日のセミナーではお話ししようかと思っている。
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