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子供部屋の与え方を間違えると大変なことになります

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相手の身になって考える。言葉で云えば簡単なことですが、人から非難されると自分を正当化したくなるのも事実です。自分を正当化する方法を間違えると大変な事になります。

私が子供の頃、自分の勉強部屋を持つのが夢でした。金持ちの友達が自分の部屋で当時流行ったプラモデルに囲まれて生活しているのを見て、憧れたり悔しがったりしたものです。多くの同世代の人が同様の体験をしたのでしょう。自分が親になり家造りを考える時、無条件に子供部屋を与えます。
自分が子供の時に体験した羨望を満たす為、子供を我が身に置き換えて当時の夢を実現させようとしているのです。

これは子供にとって、迷惑な話しかも知れません。今まで親と一緒に安心して眠れていたのに、ある日急に「今日から一人で寝なさい」と云われて戸惑いを覚える子も多いはずです。
個室が欲しいと思ったのは何歳頃でしょうか?(自我に目覚める頃)小学校高学年から中学に入る頃です。それまでは自分一人で寝るより親と一緒に寝る方が安心して寝れるのです。
自我が目覚める前の不安定な時期に、突然個室を与えられて、「さあ、私が憧れた生活をあなたが体現しなさい」と言われても出来るはずがありません。

子供の精神的な成長を見定めて個室を与えるべきです。個室を与えられると云う事は一国一城の主になると云う事です。全てを自己管理出来る能力が問われます。その能力の無いまま個室を与えられると、子供は自分が急に何でも出来る能力を与えられたと勘違いしてしまい、そこから暴走が始まります。
個室にいる限り自分が主ですから、どの様にでも自分を正当化することが出来るのです。人から少しでも非難されると、相手の気持ちになって考える事をせず、個室に篭って悶々とします。個室の中では何をしても自由です。自分勝手な妄想で自分を正当化していきます。その正当化がどれだけ自分勝手であっても、自分は一国一城の主ですから、反論を許容するゆとりがありません。
おとなしい性格の子は、妄想が広がり個室に「閉じ篭り」はじめます。
気性の激しい子であれば、自分勝手な正当化を証明したくなり、イジメへと向かいます。
十年程前に神戸で起こった中学生が犯人だった猟奇殺人事件も、今回の大津のイジメ事件も、犯人は決して貧しい家の子ではありません。何不自由なく成長した子供です。情緒が不安定な時期から個室を与えられ、自分を正当化する方法を間違って覚えてしまった結果だと考えます。

相手の身になって考える。一番身近な他人は兄弟です。結婚して世帯を別に持つと判りますが、親族ではありますが他人です。その他人相手に相手の身になって考える訓練を子供の時にする必要があるのです。自我が芽生えるまでは親の監視下に置く。兄弟同士で相互監視させる。そんな段階を経ると、相手の身になって考える余裕が生まれます。相手の身になって考えないと自分が集団から孤立するためです。孤立しても逃避する空間が無ければ、人と調和する道を歩むしかありません。

子供部屋の与え方を間違えると大変な事になります。

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