少子高齢化がもたらす未来

本日、厚生労働省は２０１０年の日本人の平均寿命について、女性が８６・３歳、男性が７９・５５歳になったと発表しました。
昨年７月に発表された１０年の簡易生命表との比較では、男女とも０・０９歳短くなっています。ただ、前回の２００５年の完全生命表と比べると、女性は０・７８歳、男性は０・９９歳延びた事になりますね。
そもそも、平均寿命とは、その年の出生児が平均で何歳まで生きるかを予測したものです。

ただ、以前も発表があった様に日本の人口は，2004年の1億2779万人をピークに減り始めているのが現状です。実際、このままのペースで推移すると2055年には8993万人にまで減ると予想されています。
 
日本の現実は皆さんもお知りの様に、生まれてくる子どもの数が今から約50年近く前に比べ半分以下になっています。それが世間でよく耳にする「少子化」です。その関係で少子化が進行し生まれてくる子どもが少なくなった為に発生してる65歳以上の高齢者の割合が増えた為に発生しているのが「高齢化」の問題です。日本は，世界のほかの国々に比べても，急速に「少子高齢化」が進んでいるのが現実です。
 
今後、少子高齢化が加速すると働く人の割合が少なくなり、経済も国の財政も衰退の一途を辿ることになります。又、今、問題となっている社会保障の問題も働く人が減る為、税収が減り医療や介護等の支出を賄えなくなります。これでは、これからの若者の負担は益々、重くなっていくと言えますね。

実際、最近、問題となってる一部芸人の生活保護費の件も個人的には如何なものかと思います。それなりの収入があり、世間一般の方々より良い生活をしている方々が、芸人という職業は将来が不安だったからは言い訳以外の何ものでもありませんね。今の時代、サラリーマンでも、明日、リストラになる事も、会社が倒産する事もあります。
色々な意見があるかとは思いますし、私の意見に批判をされる方があっても構いませんが、私は充分に問題がある行為だと思いますし、それ相応の処分は受けるべきだと思います。
この方々だけでは無く、世の中には山ほど生活保護の不正受給があります。本来貰わなければいけない方々が貰えず、働く気も無く、毎日、パチンコや飲み歩きをし、酷いケースでは偽装離婚し不正に受給しているのも居ます。

これで、社会保障費が足りないから消費税を上げるなんて議論は意味不明です。先ずは、やる事をやってから国は国民に依頼すべきです。
今、日本は酷い状態です。増税の話しも必要なのでしょうが、先ずは日本人が元気で安心して暮らせる環境、働ける環境を作り、子供を安心して産み、育てれる環境を整えることが重要と言えます。霞が関や国会議事堂の様な恵まれた環境の中で椅子に座って下らない議論をしてる暇があるなら、もっと、社会に出て自分の足で歩き、自分の眼で本当の日本の現実を見て欲しいと思いますね。