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山中 伸枝
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閲覧数順 2016年12月03日更新

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ヘッジファンドの成功は「幾らかの才能+運」かも知れません

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日経225がまたまた10,000円を切りました。

低金利の日本ではチャンスがありませんとヘッジファンドの紹介がまた再燃しています。

数多くのヘッジファンドの中で、成果が上がると期待されるファンドに投資するのでしょうが、期待が裏切られたときの損失は、昨日記したとおり、大きなものに成ります。

昨日は多くのヘッジファンドが使用しているレバレッジについてそのリスクをのべました。
今回は、ヘッジファンドのファンドマネジャーの破綻について述べます。

ヘッジファンドは余り社会のなかで全貌が明らかになることがありません。
代表者が新聞等のメディアに取り上げられるときは大きく儲けた時ですが、破綻した場合にも報道されます。その破綻の軌跡なとから解ることを上げてみます。

著者がヘッジファンドの大物である、バートン・ビッグス著「危ない金融錬金術師たち ヘッジホッグ」望月衛訳には
ヘッジファンドの平均寿命は4年で、毎年、目立つ実績が上げられないか、あるいは最低限必要な資産額に達しないかが原因で、だいたい1,000社のヘッジファンドが消滅する。実際、2004年には新しいヘッジファンドが1,000社生れ、一方で1,000社が爆発も起こさずにひっそりと姿を消していると書かれています。

2006年3月25日には、ヘッジファンド・リサーチが発表した内容として2005年は10分の1の確率でヘッジファンドが破綻したとの事です。また、中には投資資金が殆ど戻ってこないケースが在ったようだと紹介されています。

2007年8月20日のロイターには
複数の市場関係者によると、今年は、例年を上回る記録的な下図のヘッジファンドがサブプライム問題の影響で、閉鎖に追い込まれていると報道されています。
べアー・スターンズ傘下の著名ファンド2本、ハーバード・マネジメントの本資金運用担当者が設立したそーウッド・キャピタルの破綻、濃―れ度万・サックスも参加のファンドに30億ドルの資金を注入と紹介されています。
そして、複数の専門家によると、現在ヘッジファンドの閉鎖率は年間8%前後だが、閉鎖率は来年初めまでに2倍近くに上昇する可能性がある。当時世界全体で9800本のヘッジファンドがあるといわれているが、5年以内にその3分の1が消滅するとの予想もある。との記事でした。

そして、今年の記事には、11月1日付で、ゴールドマン・サックスでCEOや上院議員、ニュージャージー知事を歴任した、MFグローバルが破綻。サブプライム問題の時に空売りと底値で購入し、数十億ドルを儲けたヘッジファンド運用会社のポールソン氏の機関ファンドの1-9月の運用成績はマイナス47%と記載されています。ブルーンバーグ 11月1日報より)

ヘッジファンドではありませんが、世界最大の債券ファンドを持つピムコの最高責任者であるビル・グロス氏がの運用成績が大きく落ち込んだため、投資戦略を第転換に踏み切った旨の記事が、2011年10月13日付の英FT紙に掲載されています。その中には記事には旗艦ファンドの成績が振るわず、グロス氏が運用成績で604人のファンドマネジャー中第552位に甘んじている事も載せられていました。

これらの事項を考察しますと、高いコストを払ってヘッジファンドに投資する必要は内容に思います。
ヘッジファンドも、一般的なファンドと同様に、運用の巧拙はダニエル・カーネマンの公式
成功=いくらかの才能+運
大成功=いくらかの才能+多くの運
に沿っているのだと思われます。

また、もともとファンドの将来の成果は事前に予測できないとされています。

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文責
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吉 野 充 巨
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