ライフ・キャリア 7:現代人のキャリア課題 2 - キャリアプラン全般 - 専門家プロファイル

市村 光之
キャリアリーブス 代表
東京都
キャリアカウンセラー

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対象:キャリアプラン

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ライフ・キャリア 7:現代人のキャリア課題 2

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  1. キャリア・仕事
  2. キャリアプラン
  3. キャリアプラン全般
キャリア形成

 前回に続き、世代ごとのキャリア課題を分析した結果を説明します。

●30代のキャリア・キーワード

30代も20代同様「キャリアプラン」が1位ですが、「将来の不安」「迷い」というワードも目につきます。一方で、転職志向を匂わすワードは少ないです。結婚し、子育ての時期ですので、転職すれば課題が解決できるという単純なものではなく、将来への不安や迷いを感じています。女性に限定した分析結果としては、30代の女性で、「結婚、育児」「夫、転勤」などワードが並びます。やはり、結婚や子育てに起因する生活条件の変化に伴って、キャリアの見直しを迫られ、苦悩する働く女性像が浮かび上がります。

つまり30代になると、単に仕事のことだけでなく、結婚や育児など家庭生活の面からも、ワーク・ライフ・バランスを考えて悩む時期が訪れます。殊に女性にとって、出産や育児の負担は大きいですので、働き方を見直すことになります。

●40代のキャリア・キーワード

40代では、「キャリアプラン」のような全般的な意味の用語ではなく、「挑戦」「人生の後半」「人生のやり直し」など、20代、30代の検索ワードにはほとんど見られない用語が出現します。

30代までは、経験やスキルを積み上げてキャリアアップ志向でキャリア形成を考える。40歳は80年の人生の中間点になります。ユングの言う「人生の正午」であり、シャインの「中期キャリアの危機」を迎える時期です。40代になると、人生という流れの中で過去を振り返り、現在の立ち位置を確認して、人生後半の新たな挑戦を模索する思考に変わるのでしょう。

●50代のキャリア・キーワード

そして50代も40代同様、「人生」「挑戦」が目立ち、「起業」「転職」が続きます。キャリアプランというような悠長な発想ではなく、より切実に、社会人の集大成として打ち込める場を求めて挑戦しようとする意志が窺えます。場合によっては、企業から早期退職を促されて、否応なく今後のことを考えなければならない場面を迎えるかも知れません。

キャリア研究者のシュロスバーグは、人生はさまざまなキャリア転換(キャリア・トランザクション)の連続から成り立っていて、それを乗り越える努力と工夫によってキャリアは形成、開発される、と述べています。キャリアの転換点は、ネガティブなイメージになりがちですが、キャリアを自分らしく、新たに発展させる、自己再生の好機でもあります。そうした転換点に立った際は、一旦立ち止り、自分の過去・現在・未来を分析、再評価することがまず求められます。では、何をもとにキャリアの転機に立ち向かえばよいのでしょうか。次回はそんな話をします。

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