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建物で癒される・・自然治癒力を高める「五感医療」とは?(6)

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  1. 心と体・医療健康
  2. 心と体の不調
  3. 疲れやすさ

(続き)・・続いて「体感覚」、すなわち皮膚や骨格を通して感じる感覚にはいくつかの要素があります。例えば空間の温度や湿度、壁や調度品などの質感、体に感じる重力、電磁波、プラスおよびマイナスイオン、自然放射線などが含まれます。これらの体感覚は皮膚や筋肉、骨のセンサーを通してリアルタイムで我々に外界の情報を伝え、体に様々な刺激を与えます。良質な刺激に対して体は良い反応を示し健康になりますが、悪い刺激ならば免疫系や代謝などに悪影響を及ぼします。

 

「温度」は季節や時間によって刻々と変化しますが、急激または不自然な変化は体にストレスとして降りかかります。ビルや車内などの人工的な空間に於いては、冷房や暖房などによって外界との温度差が生じます。そのため暑い屋外から冷房の利いた室内に入ると体が急に冷やされますが、それが日常的に繰り返されることで体温調節機能が障害され、いわゆる「冷房病」にかかる人が後を絶ちません。現代人の多くは冷暖房の発達によって、体温調節機能がたいへん衰えています。

 

またビルの多くはコンクリート製のため、熱が奪われやすくなっています。そのため冬の寒さは木造よりもきつく、体の冷えを助長しています。そのような現代的、都市的な環境に於いて温度変化から身を守るためには、服装を工夫して体温変化を最小限にすることに加えて、日頃から運動をして体を鍛えることと、食生活や栄養バランスに気を配って基本的な体調を整えておくことが大切です。コンクリートと冷房にエネルギーを奪われないためにも、体をベストな状態に保っておく必要があるのです。

 

温度と並んで「湿度」も大切な要素です。日本人は高温多湿な気候を活かして、納豆や豆腐、日本酒などの発酵食品の文化を発展させてきました。季節や時刻によって湿度は変化しますが、急激な変化はカビなどの原因になるほか、ぜんそくなどのアレルギー疾患やリウマチなどの慢性疾患の悪化要因となります。湿度の変化に対応するためには、壁の素材をビニールクロスなどではなく、珪藻土などを用いた塗り壁にすることで、かなり快適な空間となります。

 

室内の家具や調度品の「質感」にも気を配りたいものです。触れた感じが平坦で単調なものだけだと、単にそこに在るだけで脳を刺激しないため、触りたいとも思わないものです。天然木や陶磁器など「素材感」にあふれた家具や調度品を配置すると、つい触りたくなる、いつも眺めていたくなるようなアイテムになります。そうするとそれは単なる家具や調度品ではなく、室内空間を構成する不可欠の存在となり、脳や体にも心地良い刺激を与えるのです。

 

室内では「植物」も活用したいものです。緑の観葉植物を主体に、玄関や応接室、ダイニングなどの要所に飾りましょう。植物の緑色や花の様々な色が安らぎを感じさせるだけでなく、光合成によって室内の空気を浄化してくれます。窓際に植物をふんだんに配置すると、夏の暑さや冬の寒さを緩和する効果もあり、光熱費の節約にもなります。また植物から出るマイナスイオンが免疫力を高めることなどを通して、心身の健康にもよい影響が見込めます。

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