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対象:心と体の不調

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
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井元 雄一
(カイロプラクター 博士(健康科学))

閲覧数順 2016年12月03日更新

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建物で癒される・・自然治癒力を高める「五感医療」とは?(3)

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  1. 心と体・医療健康
  2. 心と体の不調
  3. 疲れやすさ

(続き)・・逆に言うと、家庭環境やオフィス環境に必要な改善を施すことによって、家族や社員の病気を予防して健康な状態に導くことが可能となります。例えば、それまで多くの社員が慢性疾患で苦しみ、様々な不定愁訴を訴える「半病人」の社員が多かった職場が、オフィス環境を改善させることによって見違えるように病気の人数が減り、至って健康な社員が目立つようになることも夢ではありません。また家庭環境を改善することによって、親子三代にわたって無病息災の生活を送ることさえ可能なのです。

 

環境と健康の関係を語る上でキーワードとなるものの一つに、人間の感じる「五感」があります。五感とは視覚、聴覚、体感覚、味覚、嗅覚の5つの基本的な感覚で、これらの基本的な感覚の要素が満たされることによって、環境の改善とともに健康に対しても良好な変化が現れます。何故かというと、視覚や聴覚を通してインプットされてくる情報は脳細胞や自律神経の中枢、ホルモンの中枢などに働きかけ、思考や感情、ホルモンバランス、免疫力などに深い影響を与えるからです。

 

五感から入る情報は大半が脳の大脳新皮質ではなく、延髄や橋脳、中脳などの脳幹部や、間脳などの大脳辺縁系に直接届いています。そのため毎日のように同じ情報が入力され続けると、内分泌系や自立神経中枢に直接影響し、また潜在意識に深く記憶され、基本的な体質や生活態度として知らぬ間に定着してしまいます。従ってもしそれが質の悪い情報であった場合には、心身の健康状態や業務上のパフォーマンスに抜き難い悪影響が出てしまうものです。

 

五感を通して入ってくる情報は多岐にわたります。視覚からは光の強さ、壁や床の色、机や家具のレイアウト、植物などの緑色、絵や彫刻などのアートの色調が、聴覚からは人の会話や音楽、家電製品からの作動音が、体感覚からは室内の温度や湿度、調度品の肌触り、椅子の座り心地などの情報が入ってきます。また嗅覚からは花の香りや人の体臭、腐敗物の悪臭が、味覚からは料理の美味しい味が飛び込んできます。我々はまさに五感の情報に囲まれて生きているのです。

 

例えば病院やクリニックなどの医療機関に於いても、五感から得られる情報はきわめて重要です。病院というと真っ白く無機質な壁、注射液や消毒液の匂い、そして怖そうな医者や看護師さんのイメージがあり、そこに居るだけで血圧が上がってしまいそうな雰囲気がありますが、壁の色を自然で明るい配色にし、植物や絵画などのアイテムを配置するだけで、ぐっと柔らかい空気となり、居心地が良くなるものです。病院は人を「癒す」空間だけに、血圧が上がりそうな雰囲気は避けたいところです。

 

環境が健康に与える影響力を逆に利用して、家庭や職場、学校、そして病院やクリニックなどの空間を、体と心が癒され病気を克服し、健康になっていく場として育てていくことも充分に可能です。これらの空間そのものが、人を癒して健康な状態に変化させるということです。またそれだけでなく、これらの空間に身を置くことによって、構成員一人ひとりの脳が活性化し、創造性が高まり、生きることの意義や目的を見出していくことにもつながっていきます・・(続く)

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