資産運用講座 ~投資家が忘れてはいけないインフレリスク - 資産運用・管理 - 専門家プロファイル

松永 文夫
FPコンサルティングオフィス 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

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対象:お金と資産の運用

山中 伸枝
山中 伸枝
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2016年12月05日更新

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資産運用講座 ~投資家が忘れてはいけないインフレリスク

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今回から余裕資金の運用について順を追って説明していきます。

まずは「リスク」についての話です。

 

資産運用を行うに当たっては、私たちは主に2種類のリスクを理解しておく必要があります。それは「インフレリスク」と「市場リスク」です。市場リスクとは株式など金融資産の価格が変動するリスクのことを言いますが、それは次回以降に説明させていただくとして、今回はインフレリスクについてお話しします。

 

日本は長くデフレの状態ですから、インフレリスクと言ってもピンとこないかもしれませんが、これは必ず意識しておかなければいけないリスクです。

 

ここでデフレとインフレについて確認しておきましょう。

まずデフレとは物価水準が全般的に下落する状態のことで、モノとお金の関係ではモノの価値が下がりお金の価値が上がることです。従って、現在のようなデフレの状況においてはモノの価値が下がっているわけですから、仮に給料が上がらなかったとしても購買力は上がっているわけです。また、預金金利が低くても実質的な金利は高い状態なのです。

一方、インフレとは持続的に物価水準が上昇する状態で、モノとお金の関係はデフレと全く逆になります。

 

さて、日本がいったんインフレになったらどうなるでしょうか。モノの値段がどんどん上がっていってしまうわけですから、給料がそれ以上に上がらなければ購買力はどんどん落ちていきます。また、預金金利も物価の上昇率以上に上がっていかなければ実質的な金利はマイナスになってしまうのです。

怖い話をしますと、仮にインフレ率が毎年2%上昇していった場合、お金の価値(購買力)は24年で半減してしまいます。今の1万円が5千円の価値しか持たなくなるということです。

 

このインフレリスクはつい過小評価されてしまいがちですが、このように実際はとても侮りがたいものなのです。特に収入の限られる引退後の老齢層の方々に大きな打撃を与えます。

すなわち、資産運用を考えるときには「インフレに強い資産(株式や不動産、商品)も対象として検討すべき」ということなのです。

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