- 平岡 美香
- フードコンサルティング株式会社 マーケティングアドバイザー
- 東京都
- マーケティングプランナー
対象:商品企画・開発
- 平岡 美香
- (マーケティングプランナー)
- 平岡 美香
- (マーケティングプランナー)
キーワード:地域密着と地産地消
ホテル需要が落ち込む中で、ホテル業界内の競争はますます激しくなっています。
宿泊部門の収入が大部分を占める外資系ホテルと異なり、日本のシティーホテルの特徴は、宿泊部門、宴会部門、F&B(料飲:レストラン)部門の収入がほぼ等しく三分の一を占めていることです。
ところが、宿泊部門は部屋数が決まっているため、例え稼働率を100%まで上げたとしても、1日1部屋あたり1組の宿泊者数を増やすことはできないことから、どうしても限界が見えてきます。
しかも、都心の高級ホテルを除き、シティーホテルの多くは近隣ホテルや朝食無料の駅前ビジネスホテルとの競争の影響を受け、格安パックや会員カード利用者向けの割引に悩まされています。
また、宴会部門についても、バブル経済崩壊後は大宴会場を借り切ってパーティーを開催する企業も減り、少子化の影響もあってホテルでの結婚式も減る傾向にあるため、今後も宴会需要の増加はなかなか見込めない状況です。
そうなると、打つ手としては効果的かつ即効性の期待できるF&B部門の強化と、地元企業向けのきめ細かな宴会需要の掘り起こし、工夫を凝らし明確な特徴を打ち出したウェディングの導入などを行うことなくして、利益確保は望めません。
今回ご紹介する掛川グランドホテルは、この厳しい経営環境の中、業績不振ホテルを見事人気ホテルに蘇らせた事例です。
掛川グランドホテルは、東海道・山陽新幹線の掛川駅南口から徒歩1分、総客室は91室、総収容人員140人の規模を誇り、2009年に米証券最大手ゴールドマン・サックスグループが運営してきた同ホテルを、浜松市を拠点としてホテルや結婚式場を経営する呉竹荘グループが買収。
2010年6月10日に外観、客室、レストラン、宴会場などを全面改修しリニューアルオープンしました。
改修後のホテルは、背の高いやしの木やガス灯、内装は落ち着いたオリエンタルモダンをテーマに、リゾートホテルの雰囲気を醸し出しており、静岡県内はもとより名古屋方面からも宿泊者が訪れています。
続きは、こちらから http://www.facebook.com/foodconsulting
関連コラム
ホテル・旅館のケーススタディ(1) 老舗旅館「加賀屋」 http://profile.ne.jp/w/c-58116/
ホテル・旅館のケーススタディ(2) 城山観光ホテル http://profile.ne.jp/w/c-58426
ビジネスホテルの朝食戦争 <前編> http://profile.ne.jp/w/c-57519/
ホスピタリティにスイッチを入れる「言葉」とは http://profile.ne.jp/w/c-58161/
プレミアム食材「四元豚シルキーポーク」の存在感 http://profile.ne.jp/w/c-61762/
このコラムに類似したコラム
ビジネスホテルの朝食戦争 <前編> 平岡 美香 - マーケティングプランナー(2011/07/19 18:51)
「ファベックス2011」レポート(弁当編) 平岡 美香 - マーケティングプランナー(2011/07/05 11:05)
「ファベックス2011」レポート(惣菜編) 平岡 美香 - マーケティングプランナー(2011/07/05 10:51)