腰痛と鍼灸治療

腰痛は現代病..来院される患者さんの半数以上は腰痛を抱えています。鍼灸と腰痛はとても相性のいい疾患の疾患の一つで椎間板ヘルニアや脊椎分離・すべり症等でも十分治療効果が期待できます。腰痛を引き起こす場合、脊椎（背骨）にその原因があると思いがちですが、むしろ腰を支える軟部組織（筋肉や靭帯、腱など）が損傷を起こしているケースが圧倒的に多いです。急性の激しい痛みを伴う腰痛でも１～３回程度の治療で楽になるケースがほとんどです。また、腰痛に起因して起こる体の不調としては座骨神経痛や股関節、鼠径部の痛みなどが挙げられます。また膝関節痛でも腰痛が関係している場合がございますので上記のような症状でお困りの方は一度鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか？

腰痛になってしまったら次のことに注意してみてください。
１、出来る限り安静にして下さい。
２、冷やすことは厳禁（但、受傷直後で冷却を要するケースもあります。）ですが、温めすぎても症状が悪化することがありま　　　　　　
　　すので入浴も控えたほうが安全です。痛みを伴う間はホットカーペットや電気毛布の使用も控えたほうがいいでしょう。　３、食事・アルコールも控え目に。（胃腸に負担がかかると腰部の筋肉に悪影響が出ます。）

腰痛の予防には....
１、長時間同じ動作や姿勢をしないように心掛けてください。
２、冷たいものを摂り過ぎない（内臓を冷やさない）
３、腰痛ベルト・骨盤ベルトを利用する。
　　腸骨（骨盤）を巻き込んでください。かなり下めのイメージです。
４、日々の疲れを和らげるなら、入浴は有効です。ゆっくり温めてあげて下さい。