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対象:心と体の不調

茅野 分
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(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
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井元 雄一
(カイロプラクター 博士(健康科学))

閲覧数順 2016年12月04日更新

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現代の食にひそむ危険性・少しでも健康的に食べるには!?(5)

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  1. 心と体・医療健康
  2. 心と体の不調
  3. 疲れやすさ

(続き)・・その大豆の栄養上の利点に目をつけたのが米国の政府および食品業界でした。大豆はトウモロコシと並んでエネルギー変換効率の高い農産物です。つまり太陽光と水、肥料の投与により非常に安定した収穫が見込める作物なのです。米国では、広大な平原に拡がる農地の大半が大豆かトウモロコシの畑に転換され、多量の農薬と肥料を用いて栽培されるようになりました。収穫した大量の大豆から大豆油を絞り、絞りカスは加工食品の材料あるいは家畜の有力な飼料として利用されました。

 

一方、トウモロコシはやはり絞られてコーン油になり、絞りカスはコーンシロップとして甘味料になりました。そして大豆と同様に家畜の主要な飼料となり、今や米国などの牛は本来の牧草ではなく、大豆やトウモロコシといった新たな食材で育てられるようになりました。これらと並んで小麦も大量栽培されるようになり、夥しい量の小麦粉によってパンやパスタ、菓子類が大量生産されました。20世紀末には欧米だけでなく、世界中の人々が小麦粉で作られた食品を毎日のように味わうことになったのです。

 

これら大豆、トウモロコシ、小麦はいわば現代の「3大食材」となり、有力な国際商品として先物取引市場などで売買されるようになりました。実際に米国人のカロリーの約7~8割は大豆、トウモロコシ、小麦由来の食品から得られるようになりました。我々の考えも及ばない、意外な食品にこれらの基幹食材が使われています。米を主食としている日本人でさえ、米離れの風潮も相まって、大豆、トウモロコシ、小麦を一切使わない食事など考えられないほどに依存してしまっているのです。

 

そのように高度に産業化された農業および食品加工によって、たいへん安価な一次産品と各種食品が市場にもたらされました。食品加工技術や栄養学の進歩によって、不足している栄養素や香りを付加し、保存性や携帯性を高めることも可能になりました。各食品会社は自社の商品に関して、ある時は健康に良いことをアピールし、ある時は安さをアピールし、またある時は人気キャラクターも愛用していることをアピールして、より数多く販売することに熱を上げています。

 

このような農業の近代化および食品工業、食品流通の発達に伴い、先進国をはじめとして非常に多くの食材や加工食品が出回るようになりました。その勢いは近年では発展途上国にも及び、かつては肉などのぜいたく品を殆んど食べられなかった人々が、肉やパン、パスタ、ハンバーグ、お菓子などの「近代的」な食べ物を日常的に食べられるようになってきました。米国に始まった農業や食品産業は、世界中を飢えから解放し、人々の食卓を豊かにしたような伝えられ方もしています。

 

食生活の近代化は豊かさとともに、たいへんな「便利さ」をもたらしました。特に女性の社会的な進出が目立つようになった1960年台以降は、家庭を守る主婦の炊事にかける手間を省くため、様々な加工食品や冷凍食品、調味料、缶詰、レトルト食品などがスーパーなど至る所に出回るようになりました。これによって主婦や独身者は最低限の調理で済む食生活を入手し、家事を行ないながら働くことができるようになりました。このように働く女性の強い味方になったのも事実です・・(続く)

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