今こそ英断を！タバコと訣別し健康と幸せを入手する方法（１１）

（続き）・・続いてタバコを吸わない、タバコに頼らない生活というものを考えてみましょう。タバコを全く吸わないということは、タバコを原因とする肺ガンやＣＯＰＤなど様々な病気への心配が消え、咳や痰、呼吸の苦しさといった不健康な状態とも縁が切れることを意味します。息切れがなくなるために体も軽くなり、歩くのも外出するのも楽に感じることでしょう。毎日の目覚めや食事も快適になり、本当に健康になった、何歳も若返った、と実感できるのではないでしょうか。

またタバコと縁が切れるために、タバコがなくなったとイライラしたり、喫煙できる場所を探しまわったり、タバコを吸い過ぎたと自己嫌悪に陥ることもありません。見事に禁煙できたことで自信も増すことでしょう。家族からも喜ばれ、職場でも仕事にさらに熱が入ります。タバコを止めることでストレスが増すどころか、重大なストレス源の一つがむしろ解消されるのです。禁煙できたことで、周囲の喫煙者に対しても「自分もやめられるのではないか」と期待を抱かせることでしょう。

そのように禁煙できた自分の姿を、やはり傍観者の立場から客観視してみましょう。タバコと縁を切って健康になり、自信にあふれ、パワフルになった自分自身をリアルにイメージしてみるのです。その風景に色を塗り、動画にした方が効果的です。周囲の人と会話させましょう。家族とはどんな話をしていますか？職場の人はどんな表情ですか？どんな素晴らしい活動をしているでしょうか？将来の夢は何ですか？そのようなタバコと縁のない自分をありありとイメージすることが、たいへん有効です。

このようなイメージングによってもタバコをやめたい、と本心から思えないようであれば、無理して禁煙しても上手くいきません。タバコへの精神的な依存が頭をもたげ、遅かれ早かれ喫煙者へ逆戻りです。ここで「タバコをやめたい！」と本心から思えるのであれば、禁煙する日を決めましょう。その記念すべき日は平日であっても週末であっても、何か特別な日であっても構いません。ただ禁煙を決意したのであれば、その気持ちが固いうちに取り組むことをお勧めします。

禁煙にあたっては、禁煙する「目的」を改めて決めましょう。禁煙する決意をした以上、禁煙の目的は明白なはずですが、それを紙に書いて壁などに貼っておきましょう。「健康になってマラソン大会に出る」とか「節約したお金で車を買う」など、何でも構いません。家族や職場の同僚などにも目につく所に貼っておけば、禁煙への決意が周囲に伝わります。自分自身に対しても、退路を断って誘惑に負けることを防いでくれます。周囲の喫煙者も敢えてタバコを勧めてくることもなくなるでしょう。

禁煙する前日までに、タバコはもとよりライター、マッチ、灰皿などのタバコ関連グッズを全て廃棄しましょう。たとえタバコが吸いたい気分になっても、手元にタバコがなければ物理的に吸うことは不可能です。逆にタバコの吸い殻をたくさん詰め込んだ、水入りのコップを用意しておくと効果的です。吸いたくなったらそれを眺め、悪臭を嗅いでみれば、一発で吸いたくなくなります。また家族や職場の同僚、近所の人、友人などに、禁煙することを宣言しておきましょう・・（続く）