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対象:心と体の不調

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
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井元 雄一
(カイロプラクター 博士(健康科学))

閲覧数順 2016年12月04日更新

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今こそ英断を!タバコと訣別し健康と幸せを入手する方法(7)

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  1. 心と体・医療健康
  2. 心と体の不調
  3. 疲れやすさ

(続き)・・次にタバコを止めるのを難しくしている要因の一つに、タバコのもつ「身体的依存性」が挙げられます。タバコをしばらく吸わないでいると無性にタバコが吸いたくなり、それが高じるとイライラ感、冷や汗、動悸、ふるえ、頭痛などといった不快な症状に襲われます。このような症状は「離脱症状」もしくは禁断症状と呼ばれ、禁煙に失敗する要因の一つとなっています。このような身体的な依存性をもたらす真犯人は、タバコに含まれる主成分の一つである「ニコチン」です。

 

タバコを吸う人がよく挙げる理由として「タバコを吸うと気分が落ち着く」とか「集中力が増す」などがあります。そのような心理的効果をもたらす最大の原因物質がニコチンです。ニコチンは神経の興奮作用と鎮静作用とを合わせ持っており、それによって上記のような感覚を覚え、タバコを吸おうなどという気になるのです。タバコを吸い始めて7秒もすれば脳にニコチンが届き、ジーンとする独特な感覚をおぼえます。ところがこのような作用は長くは続かず、20~30分もすれば切れてしまいます。

 

ニコチンが脳に作用して上記の感覚を得られるのは、ニコチンが「神経伝達物質」の一つだからです。脳にはもともとニコチンの受容体があり、そこにニコチンが結合すると、神経末端からドーパミンという神経伝達物質が分泌されます。ドーパミンは快感や集中力などをもたらしますが、それとともに他の神経に作用して鎮静作用をもつセロトニンを分泌します。ニコチンはドーパミンやセロトニンの分泌を介して、集中力を増すとかリラックスするといった感覚をもたらすのです。

 

ところが、このニコチンがヘロインやコカインに匹敵するほどの身体的依存性をもっている、という点が大問題です。ヘロインやコカインは常用するときわめて危険性が高いということで、麻薬に指定されて厳重に取り締まられていますが、ニコチンはこれらと似たような依存性を示しながら、タバコという形で一般に市販されています。我々の大多数はヘロインやコカインを服用せず、また敢えて服用したいとは思いませんが、タバコというニコチン製品にも充分な警戒感を持たなければならないのです。

 

ニコチンの依存性はヘロイン等よりも穏やかながら、時間的に速いという特徴があります。ヘロインのごとく幻覚を見る、凶暴になる、などといった激烈な変化こそみられませんが、タバコを吸い終わって20分後には血中ニコチン濃度が低下し、30分後には次のタバコが吸いたくなり、40~50分後には強烈な喫煙欲求に見舞われます。睡眠時間や食事時間などを差し引いた1日の生活時間をそのサイクル時間で割り算すると、喫煙者の1日の平均喫煙本数が約20本であることがうなずけます。

 

そのような依存性があるために、せっかく禁煙を決意したとしても、タバコをやめて1日、2日と経過するに従って、イライラする、言い知れない不安に襲われる、といった離脱症状に見舞われ、「とにかくタバコが吸いたい!」と感じるようになり、再びタバコを吸い始める結果に終わりがちです。離脱症状の辛さを恐れて禁煙への再挑戦に二の足を踏む喫煙者も多く、この依存性にどう対処するかが、禁煙を無事に達成することが出来るかどうかのカギの一つと考えられています・・(続く)

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