人生の豊かさ - パーソナルコーチング - 専門家プロファイル

根本 雅子
L.C.L. 根本 雅子 
経営コンサルタント

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:コーチング

大澤 眞知子
大澤 眞知子
(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
喜多見 明日香
喜多見 明日香
(パーソナルコーチ)
咲桜 佳美
(ビジネスコーチ)

閲覧数順 2024年04月18日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

もっともっと〜 vs 引き算文化 “more and more” vs “subtraction”


週末のファイナンシャルタイムス(日本の日経のようなイギリスの新聞)に興味深い2つの記事がありました。

1つ目の記事。

もっと、もっと、と子供に教育をし、ハロッズで買い物をする中国人。

中国語で、中流階級の方は、子供にピアノのレッスンに通わせることがステータスになっているとのこと。

ランランという、若い名ピアニストが、ロンドンでも何度か講演をし、大好評だったことも後押しをしているのか、中国本土では、子供にクラシックピアノを教える熱が盛んとのこと。40年前の文化大革命時代には、クラシック音楽は、非難、弾圧の対象だったにも関わらず、時代が変われば真逆の現象。もっともっと、より良い教育を子供にという思考からとのこと。なるほど、私が子供時代の日本は、ほとんどの子供がピアノを習っていた現象と同じ。私も妹達も全員習ったけれど、残念ながら、我が家の子供は、ピアノ心にはご縁がありませんでした。

そして、イギリスのデパートの代表格のハロッズでは、中国人の顧客で去年は、40%売り上げアップとのこと。そして、中国語スピーカーの店員を増やしたとの記事。確かに、ハロッズに限らず、ロンドン市内のデパート、ヨーロピアンブランドのブティックに行くと、必ず聴くマンダリン語。バブル期には、日本語だったなと、その昔を思い出しました。


2つ目の記事。

引き算の素晴らしさが日本人アーティストの創る家具。 アレッシ、コンラン、カッペリーニ、と名だたるインテリア会社が、日本人デザイナーを雇ったということ。 彼らの最大の理由は、日本人デザイナーによる家具や、シンプルかつ機能的であること。何かを付け加えるのはなく、余分なものを除いた引き算によるものが、美しいから。

もっともっと、(more and more)の社会と余計なものを手放す引き算(subtraction)の文化。

私個人を振り返ると、お恥ずかしながら、特にバブル期には、「もっと、もっと」と、欲しいものが尽きませんでした。

そして、今、「断捨離実践中」の私は、この「もっともっと」時期のものを、どんどん手放しています。


「手放す」引き算をすると、物理的な物が減り、掃除も楽になり、何よりも何故か心が落ち着く空間になります。そして、その空間にいると、思考もすっきりとします。

もっともっと、という貪欲な時代が人生のどこかであってもよいかもしれません。

そして、この引き算を人生に取り入れると、予想外の豊かさがシンプルさの向こう側にあるかもしれませんね。


このコラムに類似したコラム

意識と無意識が統合されたセルフ 凰美ニルヴァーナ洋子 - パーソナルコーチ(2013/11/30 23:02)

ピンピンころりん」 下枝 三知与 - ビジネススキル講師/カウンセラー(2013/06/13 12:55)

もうムリ!と言いたいときは 小倉 美紀 - パーソナルコーチ(2013/04/05 08:00)

飛び立っていく背中に向けた思い 溜 香世子 - パーソナルコーチ(2013/02/01 11:46)

コーチングは特別な人がうけるものじゃない 溜 香世子 - パーソナルコーチ(2013/02/01 11:47)